コロナ禍で外出が減った今、身近で楽しめる町中華の需要が高まり、空前の町中華ブームになっています。特に愛知県名古屋市の今池エリアには、いくつも町中華が乱立し、まさに町中華激戦区と言える状況に！
今回は、町中華激戦区である今池で町中華の名店を大調査。本当は教えたくない！店主が認める“あの店のあのメニュー”を調査してきました。CBCテレビ「チャント！」2月8日放送から。

有名な資格を持った料理長が牡蠣入り麻婆豆腐を作る

前回の放送で紹介した創業50年以上の老舗「錦華楼」の店主・野牧さんが本当は教えたくないお店を教えてくれました。

野牧さん「盛香倫の、牡蠣入り麻婆豆腐です！美味しい牡蠣の出汁が出て、おいしいだけでなく、体にも優しい味だと思います」

創業60年以上の老舗、「盛香倫」の牡蠣入り麻婆豆腐に期待が高まります。さらに野牧さんから、町中華つながりならではの、気になる耳寄り情報を入手。

野牧さん「料理長が中国の方で、有名な資格を取っていると聞いてます」
有名な資格を持った料理長とはいったいどんな方でしょうか？

中国特級調理師が考案した牡蠣麻婆豆腐

「錦華楼」の店主がオススメする「盛香倫」に早速伺ったところ、店内にはサラリーマンを中心にたくさんのお客さんがいます。
お店の1番人気メニューは、台湾ラーメン。醤油ベースの旨辛スープに、料理長イチオシのたっぷりとかかった特製の台湾ミンチと中細なたまご麺がベストマッチな一品です。

盛香倫 今池店の2代目店主　藤堂 龍之介さんに、錦華楼の店主野牧さんから聞いた有名な資格をもつ料理長についてリサーチします。

藤堂さん「中国特級調理師の免許をもった調理師で、特に魚介類が得意です」

中国特級調理師は、中国の国家資格の1つで取得に最短でも10年以上かかり、日本では所持者が少ない珍しい資格です。その中国特級調理師の免許を持つのが、曹（そう）さん。
そんな中国特級調理師が考案したという「牡蠣入り麻婆豆腐」を早速頂きます。

「噛めば噛むほど牡蠣のうま味があふれて鼻に抜ける牡蠣の磯の風味がたまりませんね」
豆板醤など数十種類もの調味料を黄金比で混ぜることで辛さだけでなく、コクや深みもしっかりとある逸品に仕上がっています！

本場中国でブームの「干し鍋」の正体は？

次に盛香倫の店主が本当は教えたくない、あの店のあのメニューは何でしょうか？

藤堂さん「川菜という四川料理専門店の鶏肉干し鍋です。日本ではやっている所は少ないですが、中国では最近すごく人気で四川省の成都では干し鍋専門店がいくつもできています」

そんな「川菜」に早速伺いました！

川菜では、四川省出身の料理長が作るリーズナブルでボリューム満点のランチがサラリーマンや学生中心に愛されている町中華です。
日本に来て24年の川菜の店主、李さんが登場しました。鶏肉干し鍋について聞いてみると…。

李さん「干し鍋は、スープが少し入っていて食べ終わるころにはスープがほとんどなくなります。最初に食べる味と、最後に食べる味が全然違います」

番組では、気になる鶏肉干し鍋の魅力が余すところなく紹介されました。

『チャント!』は、CBCテレビで毎週月〜金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。