日本の奇妙な道 都内にある“暗渠道"とは?
ミキの昴生と亜生の2人がMCを務める『道との遭遇』。全国の道に特化したVTRをミキが様々な視点で楽しんでいきます。
今回案内してくれる道マニアの方は、道マニア歴13年の「髙山英男」さん。
東京23区内の道はほとんど巡り、道に関する本まで出版している方です。髙山さんが案内してくれるのは、“暗渠道"(あんきょみち)と呼ばれている道。暗渠とは、「川を地下に移したもの」を意味し、元々川が流れていた場所の上にできた道を“暗渠道"と言います。今回は住宅街に隠れた“暗渠道"を巡ります。
“暗渠道"の宝庫!杉並区阿佐谷
今回やってきたのは東京都杉並区阿佐谷。阿佐谷という地名の通り、浅い谷地で桃園川という川の支流がたくさん流れたいたので、このあたりにはたくさんの暗渠道があるようです。
暗渠道のレベルは道の加工度によって大きく3つあります。レベル1は簡易的に蓋の状態をしているもの。
レベル2は加工度が進み、アスファルトで舗装し、見た目がただの路地になっている状態。
レベル3はさらに加工度が進み、公園などの施設が作られている状態 のもの。
髙山さんは「水面は見えないけど、妄想しながら水面を心の目で見るのが暗渠道の楽しさ」だと語ります。
暗渠道の特徴は?
暗渠道を見つけるには、いくつかのサインがあるようです。車などのとても重いものが通らないように車止めがあるのはその一例。また古くからあるクリーニング店、氷販売店、釣り堀、銭湯などの水を扱う店舗があるところは、暗渠道の特徴なんだそうです。特に銭湯は東京23区の銭湯のうち52.5%が川のそばに立っているとのことでした。
こういった特徴を探しながら、暗渠道の『証拠』を見つけ、川だった所を歩いている事を『想像』しながら進むのが、暗渠道を楽しむコツなんだとか。
ミキの2人も
昴生さん「めっちゃ楽しかった!道がくねくねしてるのって川があったからなんや!」
亜生さん「僕もこういう道好きやわ」
と興味津々でした。
(5月30日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より)