「レインボーブリッジ」と「横浜ベイブリッジ」の裏側に特別潜入!命懸けの点検と安全を守る重要設備に迫る
ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、バイクで日本を2周したこともある道マニアの松村真人さんが、「レインボーブリッジ」と「横浜ベイブリッジ」の裏側に特別潜入!首都圏の交通と物流を担う、高速道路と一般道を兼ね備えた日本屈指の交通量を誇る巨大橋の構造のメカニズムや、安全がどのようにして守られているのかを探るべく、その裏側に迫ります。
まさに命懸け!「レインボーブリッジ」を安全に保つ点検作業とは

最初に訪れたのは、東京湾のシンボル「レインボーブリッジ」。1987年1月着工当時、「東京港連絡橋」という仮の名前で建設が始まりました。
当時の最新技術を用い、海面下46m軟岩の上に基礎を造るなど、難工事の末、1993年8月に開通。芝浦と台場をつなぎ、全長は798mにも及びます。

3つの交通網を束ねた2層構造の吊り橋で、下層には鉄道「ゆりかもめ」と一般道、上層には首都高速11号台場線が通り、一日の交通量は約5万台にものぼります。そんなレインボーブリッジは日々、どのようにして安全が守られているのか?芝浦側の主塔最上部を見学させてもらうことに。

主塔の高さは、海面から約126m。塔と塔の間は約570mあり、大型船舶が通航できるよう海面から橋桁までの高さは約50mに設計されているとのこと。吊り橋のため、橋の両側にある「アンカレイジ」と呼ばれる巨大な構造物にケーブルを固定し、道路全体を宙に吊り上げています。
主塔の足もとには、白色からレインボーカラーまで全色に対応するライトがずらり。夜のレインボーブリッジを美しく彩ります。

主塔の中には関係者専用のエレベーターが存在し、8層のフロアを行き来しているそう。そのエレベーターで最上階まで行き、そこからさらに階段で上へ。主塔の最上部に出ると、東京湾を一望できる絶景が広がります。

主塔の上には、首都高の交通状況が見えるカメラや、夜間や視界不良時に飛行機に対して超高層建築物の存在を示す航空障害灯など、様々な重要設備があります。
最上部で行われる点検業務の中でも、特に重要なのがケーブルの点検。亀裂やサビ、ボルトの緩みなど、実際にケーブルの上を歩きながら異常がないか確認しているといいます。
ケーブルには「ケーブル送気乾燥システム」という設備が取り付けられており、本体で乾燥した空気を作り、配管を通してケーブルの内部に送ることで腐食を防止しているそう。

点検の際は、主塔から主塔までの約570mのケーブルの上を歩き、1時間かけて異常がないかチェックしているとのこと。他にも、照明を1つずつ丁寧に拭く作業も行うなど、まさに命懸け。こうした作業によって、レインボーブリッジの安全と景観は保たれています。
「横浜ベイブリッジ」を風から守る重要パーツの内部へ

続いて訪れたのは、1989年に開通した、横浜港にそびえ立つ「横浜ベイブリッジ」。
上層に首都高速湾岸線、下層に国道357号が通っており、一日の交通量は約9万台にも及びます。

見学させてもらうのは、道路の端に付けられた強風対策の「フェアリング」の内部。横浜ベイブリッジは、複数のケーブルで橋桁を直接支える“斜張橋(しゃちょうきょう)”という構造。負荷をケーブルに分散させることで、橋桁を薄く軽くできています。
しかし、その軽さゆえ風の影響を受けやすいため、フェアリングは風の空気抵抗を抑える重要なパーツ。風の流れを整え、振動を減らすことで橋への負担を軽減しています。

関係者専用の螺旋階段を上ると、国道357号の真横にある未舗装の未共用部分に出ます。高さ55mにある橋の下層部分の細長い点検用通路を歩くこと25分。行き着いた先のハシゴを上って、フェアリングの内部へと入っていきます。

フェアリングの内部は、上と下の部材が斜めになって尖っており、横風等に耐えられるようになっているとのこと。主桁からボルトで取り付けられているといいます。
橋の外側の見える部分はもちろん、フェアリング内や道路を支える箱桁(はこげた)の中でも定期的に点検作業を行っており、数ミリ単位の細かいサビまでチェックして処置をしているとのこと。
こうした地道な作業の積み重ねで、40年近くも横浜ベイブリッジの安全は守られています。
CBCテレビ「道との遭遇」2026年4月7日(火)午後11時56分放送より





