「ジャンクションの中に道があるんです」新しい発見がある高速道路の側道“高側道”の魅力とは
ミキの昴生と亜生の2人がMCを務める『道との遭遇』。全国の道に特化したVTRをミキが様々な視点で楽しんでいきます。今回は高速道路と側道を愛してやまない道マニア歴16年の橋本貴志さんと、新潟県にある高速道路の脇を走る側道“高側道”を巡ります。
ジャンクションの内側から高速道路を見る!
橋本さんと一緒に旅をするのは、BSN新潟放送の代表取締役社長・佐藤隆夫さん。
(道マニア・橋本貴志さん)
「今日は新潟県内の高側道からダイナミックな構造物が見られるポイントを案内します」
まず2人は「新潟中央ジャンクション」を目指して日本海東北自動車道へ。新潟中央インターで降りたら、高側道からの風景を楽しむためのポイントへ歩いて移動します。
(道マニア・橋本貴志さん)
「本来ジャンクションの中にはあまり道がないですが、ここのジャンクションには中に道があるんです」
ランプを潜ってジャンクションの内側へ移動すると、見えてきたのは道路が絡み合う道の接続部分。迫力ある高速道路が楽しめます。さらに橋本さんは、「冬はスタッドレスタイヤの音が楽しめる。普通のタイヤと音が違うので、冬に来た方が音は楽しめる」と言います。
(新潟放送・佐藤隆夫社長)
「ここはいいね!被写体としてもいいし音がいい。人の動きを感じる音が立体的に聞こえる」
目でも耳でも楽しめる高側道を味わったところで、次の目的地へ移動します。
真下から見る橋がダイナミック!
続いては、信濃川に架かる橋長370mの「ときめき橋」へ。
(道マニア・橋本貴志さん)
「橋は渡っても楽しいし、見ても楽しい」
外から橋を眺めると、斜張橋の壮大さがより感じられます。ときめき橋の主塔に描かれている赤いラインは、新潟県の県鳥“トキ”をモチーフにしたデザインになっているそう。「ときめき橋」の名前は、鳥の“トキ”と心の“ときめき”をかけ合わせて付けられたのだとか。
橋を真下から見上げると、緩やかな橋の曲線がダイナミックで絶景!普段渡っている橋を外側から見ることはあまりないと言っていた佐藤さんも、迫力ある橋にテンションが上がります。
空に繋がる滑走路みたいな高速道路
最後は、橋本さんも初めて訪れるという場所へ。関越自動車道を走ること1時間半。辿り着いたのは、魚沼市の山あいにある大橋跨道橋。その上から見下ろすと、まるで空につながる滑走路のようなまっすぐな高速道路が楽しめます。
(道マニア・橋本貴志さん)
「意外と直線の区間って少ないから貴重な場所。路面が濡れていると、轍(わだち)に陰影が付いてさらにいい」
思わず佐藤さんも「そこまで見るんですか?さすがですね」と驚きます。
(新潟放送・佐藤隆夫社長)
「道そのものも大事だけど、“見方”が大事だなと。すべてに通じるような哲学を橋本さんから学んだ気がします」
かけがえのない経験ができたところで、高側道巡りは終了です。橋本さんのマニアックさに共感した佐藤さんが、写真を撮りながら「なんか、オレもおかしくなってきた」と漏らす場面もあり、ミキの2人も大爆笑するのでした。
2月14日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より