体幹が安定して美しい姿勢がキープでき、スタイル維持にも役に立つと言われる「ピラティス」。モデルの道端アンジェリカさんや、インストラクターの資格を取った優木まおみさんなどの芸能人にも人気です。しかし、興味はあるけど詳しくは知らないという方も多いのでは？ピラティスの魅力を体験リポートします！

ピラティスは体幹部の深層筋を鍛えるトレーニング！柳沢アナが体験！

柳沢彩美アナウンサーが名古屋市中区の「ピラティス スタジオ Tree」へ。14年前からピラティスを教えているインストラクターの伊藤芳枝さんにお話を伺いました。

（ピラティス スタジオ Tree・伊藤芳枝さん）
「ピラティスとは、深層筋から鍛えることで、全身のバランスをとるボディケアトレーニング」

ピラティスは、姿勢の維持やバランスを取る時に使われる体幹部の「深層筋」を鍛えることで、しなやかで強く、美しい姿勢を作ることを目指すボディケアトレーニング。

創始者は、ドイツ人のジョセフ・H・ピラティスさん。彼の名前からつけられています。第一次世界大戦中頃に、捕虜収容所で仲間の負傷兵たちにリハビリテーションとして指導したのがはじまりと言われています。

（ピラティス スタジオ Tree・伊藤芳枝さん）
「私たちは重力の中で生きているので、重力に抵抗するための筋肉を作っていくというのがメイン」

伊藤さんによると、お腹の筋肉が衰えると、頭の重みで背骨が圧迫され、どんどん悪い姿勢になってしまうとのこと。ピラティスでは、特にお腹の深層筋を鍛え、美しい姿勢になるよう、エクササイズしていきます。

ヨガとは違い専用マシンを使うのが最大の特徴

ちなみに、ピラティスもヨガと同じようにマットを使うエクササイズですが、何が違うのでしょうか？最大の特徴は、ピラティスのために開発されたマシンを使ってエクササイズもできること。

伊藤さんが紹介してくれたのは「ハイラダーバレル」というマシン。ワインの樽を半分に切ったものが原型と言われていて、ラダー（はしご）部分とバレル（樽）部分でできています。この樽型の形状を生かし、お腹の深層筋だけでなく、全身の筋肉のストレッチができます。

伊藤さんの指導の元、柳沢アナはサイドストレッチに挑戦です。左脇腹をバレルにのせてラダーをつかみ、身体を伸ばします。

伊藤さんによると、上から重力があるので背骨が開くとのこと。見た目はまるで「打ち上げられた魚」のようになった柳沢アナですが、「気持ちいい！」と気分は爽快。右半身が、ものすごく伸びていることが実感できました。

マシンを使わずに家でできるピラティス！ ポッコリお腹に効果バツグン！

専用マシンがなくてもピラティスは可能です。自宅でもできるピラティスのマットエクササイズ「ハンドレッド」を伊藤さんに教えてもらいました。

＜自宅でもできるピラティス＞
（1）お腹の深層筋を使って頭を持ち上げ、両膝を持ち上げます
（2）腕を骨盤の位置まで持ち上げたら、息を吸いながら5回腕を振る。
（3）これを1セットにして、10回繰り返す

余裕があれば、途中で膝を天井に伸ばしたり、斜め45度にしたりと負荷をかけていきます。

ハンドレッドは、ピラティスの基本中の基本のエクササイズ。お腹の深層筋を鍛えることで、体幹だけでなく、ポッコリお腹の改善も期待できるとのこと。

（ピラティス スタジオ Tree・伊藤芳枝さん）
「意識して深層筋を使って、それが日常になっていくのが理想です」

柳沢アナは「終わった後、自分の視線がひとつ上の段階に行った感じ。背筋が伸びて景色が違って見えた」と絶賛。

家で簡単に始められるので、皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。

CBCテレビ「チャント！」8月24日放送より