熱中症
サマリーSummary
ゲンキスチューデント:北原里英
ゲンキリサーチャー:なすなかにし
ドクター:三宅康史
熱中症の基礎知識
熱中症の症状は、下記の通りです。症状が現れたら一刻も早い休憩と水分補給が必要です。
・軽度の熱中症
手足のしびれ・めまい・立ちくらみ・ほてり
・重度の熱中症
倦怠感・吐き気・頭痛・汗のかき方が異常
まだまだ油断は禁物!熱中症対策いろいろ
・汗で濡れたら服を着替える
汗は、乾くときに身体から熱を奪って身体を冷やしてくれます。服が濡れたままの状態でいると熱が逃げずにこもってしまうため、着替えを常備しましょう。Tシャツの場合は、速乾性で通気性の高い素材がオススメです。
・麦茶でこまめに水分補給
熱中症対策にオススメなのが、麦茶。利尿作用のあるカフェインが含まれていないので、身体の水分を保持する能力が高く、汗で失ったミネラルも補給できます。喉が渇いた時点で脱水は始まっているので、喉が渇く前にこまめに水分補給を心がけましょう。
・気づかぬ脱水に注意
私たちの身体は、「不感蒸泄」といって1日に皮膚から600cc、呼気から300ccの水分を失っていますが、空気が乾燥していると、より多くの水分が失われてしまいます。エアコンは、室温だけでなく湿度も下がるため、汗をかいていなくても水分補給を忘れずに行いましょう。
・豚肉で夏バテ予防
豚肉は、ビタミンB1が豊富で夏バテ予防にオススメです。また、酸っぱい食べ物には発汗作用があるので、熱中症対策にオススメです。
・日傘の活用
直射日光を避ける事で、体温上昇を防げます。環境省でも勧めている熱中症対策の一つです。
・クエン酸・ブドウ糖を摂る
吸収されやすく、すぐにエネルギーに変える事ができるので、疲れが溜まって熱中症になるのを防ぐ事ができます。
・首の血管を冷やす
皮膚の表面近くに太い血管が通っているので、保冷剤などを当てると全身に回る血液を素早く冷やす事ができます。
室内も要注意!快適な寝室で熱中症予防
熱中症患者の4割は、室内で発症しています。一番多いのが、リビング。2位は寝室、3位はトイレです。夜になると外気温は下がりますが、室内は日中受けた熱がこもって暑いまま。その状態で眠ると熱中症になる危険があります。寝室を快適にして熱中症を防ぎましょう。
<寝室の熱中症対策>
・扇風機を有効活用
扇風機は、首を上向きにして部屋全体に風を送るようにしましょう。下にたまったエアコンの冷気を循環させる事ができます。冷えすぎや乾燥を招くので、風を直接身体に当てるのは避けましょう。
・電気製品とベッドを離す
熱を持つ電気製品とベッドは近づけないようにしましょう。
・すだれやよしずを外にかける
すだれを外へかけ、直射日光を部屋に入れないようにしましょう。また、ベランダがある場合は、よしずを使うのもオススメです。よしずを使う際は、窓から離して日陰を多く作るのがポイント。窓付近の床に熱が溜まるのを防ぎ、室内の温度上昇を和らげる事ができます。
・寝る前に部屋を冷やす
寝室は熱がこもっているため、寝る前から室内を冷やしておきましょう。