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和製長距離砲の二巨頭が竜の外野を占めるロマンを― ドラ1ブライト健太とドラ2鵜飼航丞の素顔に迫る

和製長距離砲の二巨頭が竜の外野を占めるロマンを― ドラ1ブライト健太とドラ2鵜飼航丞の素顔に迫る

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
11月7日の放送は、ドラフト1位・ブライト健太選手と2位・鵜飼航丞選手がスタジオ生出演。番組ではサンドラ独自の質問と2人を良く知る人物の証言から素顔に迫りながら、両選手のこれまでの歩みやプロでの意気込みを語った抱負を紹介したい。まずは走攻守の三拍子が揃った逸材“右の長距離砲”ブライト選手から・・・

母親が語る、“感謝”を欠かさなかった健太少年

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

ブライト選手が野球を始めたのは小学6年生。友達がやっていたことがきっかけだった。中学、高校と生まれ持った抜群の身体能力を発揮すると、高いポテンシャルを買われ野球の名門・上武大学に入学。しかし、大学ではなかなかレギュラーになれず、1年の時に野球部の寮から逃げ出したこともあった。それでも地道な努力の積み重ねが4年の春に開花。レギュラーの座を掴むと全国大会で2本塁打を記録しプロへの切符をつかんだのである。
そんなブライト選手の性格を表していたのが中学時代に母親へ送った手紙だった。

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

“毎日弁当を作ってくれて、野球でよごれたユニホームを洗ってくれてありがとう。プロで活やくすることが恩返しだと思っているので頑張ります。これからも支えて下さい。”(手紙原文)

 ブライト選手の母親が当時のエピソードを次のように語ってくれた。

 「ユニフォームをいつも手洗いしてから洗濯機に入れるんですけど、後ろから『ありがとう』って(寮生活で)家を出るまで言い続けてくれていた。寝る前も『今日一日ありがとう』と言って寝る子だった」

ブライト健太選手、憧れの選手と希望の背番号

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

ブライト選手の素顔に迫る質問では“憧れの選手”や“つけたい背番号”について語られた。
憧れの選手として名前を挙げたのはカープの鈴木誠也選手。「シーズンを通して高い打率を残しているところやホームランの数も稼いでいるところがすごい」とブライト選手。
また希望の背番号を『42』としている理由は、「ジャッキー・ロビンソンという黒人で初めてメジャーリーガーになった選手の映画に影響された。すごく好きな選手なので同じ背番号をつけたいなと思います」と、メジャーリーグ全球団で永久欠番となっているスペシャルレジェンドへの思いも明かした。

ブライト選手、1年目の目標は“体づくりと総合的なレベルアップ”

ブライト選手が1年目の目標に掲げたのは“体づくりと総合的なレベルアップ”。「しっかり振れるところが自分の中では一番のウリだと思っています。まずは一年間しっかり戦える体づくりと、走攻守のすべてにおける技術の向上を図って少しでも多く1軍の試合に出場できるような選手になりたい」と課題は明確。対戦したい投手ではホークスの千賀滉大投手と大学の先輩にあたるライオンズ・宮川哲投手の名前を挙げた。

続いては、飛距離No.1!地元出身“右の大砲”鵜飼航丞選手・・・

自宅から自転車でナゴヤドームに通った生粋の竜党

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

名古屋市出身の鵜飼選手は「ドラゴンズファンです。バリバリです」と公言する生粋の竜党。それは決してリップサービスではなく、小学生の時に自宅から自転車でナゴヤドームに通っていたことを明かした。さらに小学4年生の宿題“10年後の自分”で作った画用紙には、憧れのドラゴンズの選手の切り抜き写真とともにドラゴンズの選手となっている未来の自分を切り絵で作画していた。
そんな鵜飼選手は兄弟の影響で小学1年生から野球を始めた。中学まではピッチャーをしていたが、地元の強豪・中京大中京高校への進学をきっかけに内野手に転向。「誰よりも打球が飛ぶ」と部長から認められた長打力に磨きをかけ高校通算56本塁打を記録。3年の夏には甲子園出場もはたした。プロへの夢は持っていたもののプロ志望届けを出さなかったのは「今の力では無理だと自分で分かっていた」と自己分析をして名門・駒澤大学へ進学。

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

大倉孝一監督が「遠くへ強い打球が打てるというポテンシャルがずば抜けている。できるだけ打撃を優先させたかったので外野手にコンバートした」との後押しを受けると、さらに肉体改造で20キロの増量に成功して身につけた規格外のパワーは大学4年の東都大学秋季リーグで見せつけた。リーグ記録に並ぶ4試合連続本塁打の快挙を成し遂げ、晴れて子どもの頃からの夢だったドラゴンズの選手に。鵜飼選手はすでにプロ入り後の未来予想図も描いており、「いずれは4番に座りたいと思っています。チームの顔であり、一番信頼されているバッターなので、こだわりはあります」と“4番奪取”を宣言した。

鵜飼選手、ドラゴンズで憧れの選手と飛距離へのこだわり

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

鵜飼選手の素顔に迫る質問では“ドラゴンズで話してみたい選手がいる”、“飛距離は誰にも負けない”などについて胸の内を明かした。
ドラゴンズで話してみたい選手として名前を挙げたのは福留孝介選手。「バッティングと現役を長く続ける秘訣を聞いてみたい」と目を輝かせ、自信を持っている飛距離については「(打球を遠くに飛ばすためには)下半身のトレーニングを常にやること。スイングで心がけていることは上半身の脱力です」と語った。将来的にホームラン王を狙うとも明言した鵜飼選手は「シーズン30、40本は打ちたい」と具体的な数字を挙げてみせた。

鵜飼選手、1年目の目標は“一軍スタメン出場”

鵜飼選手は1年目の目標として「一軍の試合にスタメンで出場できるように頑張りたい」と抱負を語り、対戦したい投手ではブライト選手と同じくホークスの千賀投手と大学の先輩にあたるベイスターズ・今永昇太投手の名前を挙げた。

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。「ブライト選手と鵜飼選手、どちらかではなく、どちらも竜の主砲に!!」

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

今週のサンドラを観た感想・・・。ドラ1のブライト選手とドラ2の鵜飼選手が揃って出演した今回の放送。2人の素顔に迫る質問を通して分かったことは、性格的には違う部分が多かったこと。鵜飼選手は物欲がありテーマパークの絶叫系アトラクションが好きなのだが、ブライト選手は物欲がなく絶叫系は大の苦手。同級生の同じ外野手でタイプも同じ長距離砲の2人をどうしてもライバル関係の構図で見てしまったためか、画面越しではお互いを強く意識しているような印象が(じつに勝手な印象です)。バチバチのライバル関係で切磋琢磨してくれることは頼もしい。

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

ただ、あくまでイチドラゴンズファンとして強く思うことは、「ブライト選手と鵜飼選手のどちらか1人でも」ではなく、「ブライト選手、鵜飼選手どちらも竜の主砲を務める存在になってほしい」ということ。ただ貧打と化したドラゴンズの打線復活を願うのではなく、ホームラン王を争う2人が外野の二角を占めるなんて考えただけでもワクワクする。ドラゴンズには和製長距離砲の外野手二巨頭がいる―。ブライト健太、鵜飼航丞の2人にはそんなロマンを掻き立てられるのだ。

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年のアラフォー竜党)

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