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井端の口から飛び出した! ドラゴンズ優勝へのカギとなる首位打者と絶対的エース候補の二人

井端の口から飛び出した! ドラゴンズ優勝へのカギとなる首位打者と絶対的エース候補の二人

「【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム」

3カ月遅れで戻ってきた「球音」

この日が来ることをどれだけ待ち望んだことか。当初の3月20日開幕から遅れること3カ月。ようやく2020年プロ野球ペナントレースが6月19日に開幕。場所はヤクルトスワローズの本拠地・神宮球場。ドラゴンズ、そしてスワローズ両チームファンの思いが詰まった嬉し涙雨が降り続く中、球音は戻ってきた!一球一打に絶叫。そして時には文字にできないような辛らつなる野次を飛ばす。これぞニッポンプロ野球!無観客試合と、まだまだ違和感が残る中での開始だが、ゼイタクなことは言わない。ええ、決して口には出しません!ひとつひとつクリアし、球場へ足を運べるその日がくるまで、ドラゴンズファンのみなさん、一緒に応援していきましょう!

さて今週のサンドラはゲストコメンテーターに井端弘和さんを迎え、開幕シリーズの戦いぶりを振り返るとともに、井端さん他、サンドラ解説陣4名の最新順位予想を発表!さてドラコンズの評価はいかに?

井端断言!「首位打者、狙えますよ」

「サンデードラゴンズ」に出演する井端弘和さん(C)CBCテレビ

通常143試合の戦いとなるレギュラーシーズン。今年はコロナ禍の影響の中、23試合減となる120試合に変更。また出場選手登録29名が31名、それに伴いベンチ入りも25名から26名へ増。外国人枠も4名から5名へと、選手起用が試合の行方を左右することとなる。また延長戦も12回から10回へと短縮。多くのルール改正に必ずや影響は出てくるはず。井端さんは延長戦の短縮について最も試合展開に影響が出るのではないかと予想した。

井端「2回減るわけです。延長を考えずにドンドン良いピッチャーをつぎこむことができるというのはプラス。ただ早目の継投にこだわり続けると、必ず何人か目でつかまってしまうことも考えられる。先発ピッチャーが最低6、7回まで投げて、あとは救援陣に任せる展開ができたチームが上位にくるのではないでしょうか」

先発スタッフも整い、整備された感のある投手陣。そして昨シーズンはリーグ最高のチーム打率を誇った強竜打線は今シーズンも健在だ。練習試合から打線好調が続いているが、その中でも気になったバッターとして井端さんはキャプテン高橋周平内野手の名を挙げた。

井端「高橋選手は非常にいいですね。コースなりに打っているのが良い。あれがアウトコースの球を引っ張り出したりとか、ホームランを打ちたいとか余計なことが出てくると調子は落ちていきます。ただ今の状態を続けていけば、首位打者候補の筆頭ではないかと思いますね。センターから反対方向のヒットが増えていけば、3割4~5分を打てる能力があると思います」

ヒットの延長戦上がホームラン。あこがれの立浪和義さんのようなチャンスに強い中距離ヒッターを目指し、努力を重ねる高橋周平。キャプテン2年目がさらなる飛躍のシーズンになることを楽しみに見守っていきたい。

開幕延期後のドラゴンズ順位予想はいかに?

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

そして気になるサンドラ解説者順位予想へ。予想者は岩瀬仁紀さん、谷繁元信さん、川上憲伸さん、井端弘和さんというドラゴンズレジェンドの4人。まずは開幕延期前に予想したドラゴンズ順位は岩瀬1位、谷繁3位、川上2位、井端3位。さて延期となった今、どのように変化しているのか?また開幕が延期したことによる影響についても聞いてみた。

〇岩瀬仁紀予想
【ドラゴンズ順位】
1位(変化なし)
【理由】
ドラゴンズは優勝できるだけの戦力が整ってきた。打線は得点の計算ができるし、先発投手もコマが揃っている。
【開幕延期の影響】
外国人枠が「5」に拡大され、質の高い外国人選手を揃えるベイスターズの評価が上がった。

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

〇谷繁元信予想
【ドラゴンズ順位】
3位(変化なし)
【理由】
ドラゴンズはレギュラーが固定され、経験を積み、勝負どころの嗅覚が出てきた。根尾や石川昂といった若手の突き上げも良い刺激となっている。
【開幕延期の影響】
各チームともケガで離脱した主力選手がほぼいない為、順位予想を変える材料がない。

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

〇川上憲伸予想  
【ドラゴンズ順位】
2位(変化なし)
【理由】
投手も野手も若手と言われていた選手が安心してレギュラーとして使えるようになった。
【開幕延期の影響】
過密日程になるので、先発投手が足りないスワローズ、外国人次第のタイガースは不安要素が多く、評価が下がった。

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

絶対的エース出現が優勝へのカギ

「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ

そして最後に井端さんの予想。放送終了から数時間後、彼の発言を思い出し、納得したドラゴンズファンは大勢いたのではないだろうか。

井端さんも他の三名同様、予想順位は延期前と変わらない3位。その理由として挙げたのは…絶対的エースがいない!

では、なり得る候補者は誰?との問いに、間髪入れず名前を挙げたのが、開幕第三戦に先発した梅津晃大投手だった。

井端「もし彼が絶対的エースになった時には2位、そして優勝への道が開かれていくはず。たとえ梅津でなくても、ひとりで貯金を10個ぐらい作れる投手が出てくることを期待したい」

その次代のエースと目される梅津。期待に違わぬピッチングを見せ、プロ入り最多となる108球を投げ、7回3安打に抑える好投を見せた。そしてチームは8年ぶりとなる開幕カード勝ち越しを決め、与田ドラゴンズ2020年シーズンは幸先の良い船出となった。このままケガなくフルシーズン、梅津がこの日のようにバッターを圧倒し続けることができれば、井端さんが思い描くドラゴンズに久しく存在しなかった絶対的エースが誕生するのは間違いない。

周平が首位打者に輝くような猛打を毎試合放ち、そして梅津が登板の度に相手打者をきりきり舞いさせれば、自ずとドラゴンズのAクラス入りはもちろんのこと、優勝の二文字が見えてくる。まだ3試合しか戦っていないが、ワクワクする気持ちで胸が張り裂けそうだ!ドラゴンズファンの溜まりに溜まったウップンをスカっと晴らしてもらいたい!

がんばれドラゴンズ!燃えよドラゴンズ!

(竹内茂喜)

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