具材は豚肉だけ!?北京伝統の真っ黒な“酢豚”とは?町中華激戦区の「名古屋・今池」で好きな町中華ランキングを調査!
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爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』!今回は町中華激戦区の「名古屋・今池」で200人に「好きな町中華」を調査。今池駅から半径500m圏内には町中華が35軒以上!人気No.1は?
独学で考案するメニュー!チーズをプラスした麻婆豆腐も
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「今池町中華ランキング」第10位は「熊猫厨房」。創業8年、71種類の独創的なメニューが並びます。人気メニュー「シシグめし」は、細かく刻んだ豚肉とタマネギを炒めたフィリピンのB級グルメ。店長・森直樹さんは元々料理の経験がなく、世界各国の料理をYouTubeで見て独学で学んだそう。
森さんが考案した「ラーズージー麺」は、四川料理のラーズージーと醤油ラーメンを掛け合わせたもの。鶏肉を大量の唐辛子や花椒(ホアジャオ)で炒め、彩りと食感のためにレタスを加えています。
「今池町中華ランキング」第9位は「四川園」。創業26年、中国・四川省出身の店主が営む町中華です。四川料理の代表格「麻婆豆腐」が人気ですが、「チーズ麻婆豆腐」はさらに大人気!店主・山口さんによると「日本人は四川料理が好きだけど辛いから、みんなが食べられるようにまろやかにした」とのこと。
中国出身の兄弟シェフが作る名物に、こってりした濃厚ラーメン!
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「今池町中華ランキング」第8位は「麒麟楼(きりんろう)」。創業23年、本格派町中華です。厨房を仕切るのは中国出身の張(ちょう)兄弟。兄の砿(こう)さんは炒め物が得意、弟の健(けん)さんは中国の調理技術コンクールで賞を獲得するほどの腕前です。2人が生み出したメニューは「スペアリブと酸菜」や「ヒツジ肉の串揚げ」など200種類以上!
名物料理「桂林(けいりん)ナス」は、じゃばらに切って小麦粉をつけたナスを1本まるごと油の中へ!外はパリパリ、中はトロトロ食感に。味の決め手はニンニク入りのからしみそ。豚のひき肉、ネギ、しょうがなどと合わせると、麻婆ナスに深いコクが出るそうです。
「今池町中華ランキング」第7位は「今池呑助飯店」。創業75年、「のんすけさん」の愛称で親しまれています。“重油ラーメン“と呼ばれる濃厚な「伝統の油こってり濃い口ラーメン」が名物です。
“安い・うまい・早い”日替わりランチ!見た目も味も違う3種類の酢豚とは?
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「今池町中華ランキング」第6位は「品品香(ぴんぴんこう)」。創業9年で、ランチタイムはサラリーマンを中心に大人気。お客さんのお目当ては「日替わりランチ」。この日は、メインのエビチリに、唐揚げ、デザートなど6品に、ごはんはおかわり自由。“安い・うまい・早い”が人気の秘密です。
日替わりランチは2種類から選べて、1週間に同じものは出さないというこだわり。20種類の中でも人気は、溶き卵が入ったまろやかな「エビチリ」や、オーナー自家製の味噌を使った「ホイコーロー」、やわらかいレバーともやしのシャキシャキ食感が相性抜群の「ニラレバー」です。
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「今池町中華ランキング」第5位は「アジアンダイニング フードエイト」。創業5年、中国の料理専門学校出身のシェフが手がけるお店です。フードエイトでは、見た目も味も違う3種類の酢豚が食べられます。中国では地域によって酢豚の味付けが違うのだとか。
「東北風酢豚」は、醤油ではなく酢と砂糖をメインに味付けした白い酢豚。「広東風酢豚」は、ケチャップで味付けした日本でもおなじみの甘酸っぱい酢豚。一番人気の「黒酢酢豚」は、野菜は使わず、肉だけで作る北京伝統の味。豚ロース肉にオリジナルの黒酢を効かせ、コクのある甘酸っぱさで食欲をかきたてます。
1日3000個売り上げるモッチモチ餃子!大人気ニンニクチャーハンの秘密に迫る
「今池町中華ランキング」第4位は「百老亭」。創業68年、餃子の名店です。百老亭の「鍋貼
ヤキ)餃子」は、キャベツではなく、白菜を入れることで独特な食感に。さらに、鍋に水を複数回に分けて入れて焼くことで、モッチモチの皮に仕上がります。多い時は1日3000個売り上げることも!
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「今池町中華ランキング」第3位は「今池飯店」。「麵屋はなび」創業者の新山大将が始めた町中華です。オープンから2年、今池でも地元民の胃袋を鷲掴みに。メニューは、昔ながらの「中華そば」や、鶏レバーを使った「ニラレバ炒め」など。
一番人気は、常連だけでなく、初めて来店した人のほとんどが注文する「ニンニクチャーハン」。新山大将が作るチャーハン動画がSNSでバズり、県外からもお客さんが訪れます。
「ニンニクチャーハンのおいしさの秘密」1つ目は「ニンニク」。店主・富田勇二さんによると「ニンニクを半生で仕上げる。完全に火入れしない」とのこと。他の炒め物は油で炒めてニンニクの香りを出しますが、ニンニクチャーハンでは最後に入れてニンニク独特の辛みを楽しんでもらうそう。
「ニンニクチャーハンのおいしさの秘密」2つ目は「ごはん」。ごはんは炊きたてを使用。「冷や飯で作ったほうがパラパラにはなるが、しっとりしたチャーハンを目指しているので、炊きたての方がおいしく出来上がる」とのこと。
老舗2店はわずか1票差!
「今池町中華ランキング」第2位は「味仙 今池本店」。創業63年、全国に16店舗ある味仙の始まりが今池本店です。連日、店の前には長蛇の列。280席ある広い店内は、常に満席状態です。
お客さんの7割が注文するという味仙の代名詞「台湾ラーメン」も今池本店が発祥。多い時は1日に約700杯出るという不動の一番人気。台湾ラーメンの味は店舗によって微妙に違うため、それを楽しむのも味仙の醍醐味の一つです。
今池本店の限定メニュー「四川ラーメン」は、本場中国から取り寄せたサーチャー醤に、香辛料など10種類以上をブレンドしたオリジナル調味料が味の決め手。鶏ガラスープを注ぎ、豚肉、タケノコ、タマネギなどを炒めた特製ザーサイをのせます。
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2位とはわずか1票差!「今池町中華ランキング」第1位は「ピカイチ」。創業60年、中日ドラゴンズファンの聖地として有名なお店です。メニューは119種類。ここでしか食べられないオリジナルメニューだらけ。3大人気メニューは「ごぼうと細切り肉の炒め」「イカのくちと野菜の炒め」「大根と白肉の煮込み」です。
味仙今池本店とピカイチは、材料が足りない時、お互いに借りに行くこともあったのだとか。ピカイチの店主・兵頭さんは「ずっと切磋琢磨して、共存共栄でやってきた」と振り返ります。
それぞれ違っておいしい今池町中華。食べ歩きツアーなどはいかがですか?
CBCテレビ『デララバ』2025年2月12日放送より
番組紹介
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