岐阜県トップクラスの人気ラーメン店に、親子で頑張る居酒屋！各務原市でなりゆきグルメ旅！

2021/05/10 13:36

なりゆきアフロ～どこに行けばいいですか？～

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CBCテレビ（東海エリア）で夕方放送の報道情報番組【チャント！】。
アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんがリポートする、金曜日の人気コーナー『なりゆきアフロ』は、東海地方の125市町村を巡り、出会った人に聞いた「町の美味しいもの」をその場所へ行って味わう“なりゆきグルメ旅”。今回は「岐阜県・各務原市」の後編です。

お肉どーん！のラーメン

江戸風情が今なお残る、中山道鵜沼宿で聞き込みスタート！
まず声をかけたのは、130年間続く酒蔵の副社長さん。昔はお酒、今は料理酒やみりんなど家庭用調味料づくりをしているという副社長さんに、この町で一番美味しいものを聞きます。

「いちょう通りという銀杏並木の道があって、そこはラーメン屋さんの激戦区。どのお店もレベルが高いけど、お肉がどーん！と乗ったラーメンがおススメ」とのこと。ラーメン大好き副島くん、期待が高まります！

教えて頂いたのは【らーめん　Nageyari（なげやり）】。グルメガイドブック「ミシュランガイド岐阜2019」で「ミシュランプレート」を獲得した、岐阜県トップクラスの人気店です。
お店に行くと「CLOSE」の看板が。時刻を見ると午後2時15分。
店内に人の姿があったので、思い切って取材交渉をしてみると…OK！ランチタイムが終わった時間だからこそ、取材は大丈夫とのことで、カウンターに座ります。
「特製ラーメン、お待たせしました！熱いのでお気を付けください」と店主Sさんが持ってきてくれたのは、噂通り「お肉どーん！」のラーメン。「ヤバい！でかい」と一気にハイテンションの副島くん。
これが、「お肉どーん！のラーメン」こと『Nageyari特製らーめん』（1，200円／営業縮小中のため不定期で販売）。岐阜県産の豚肉と奥美濃古地鶏からとった動物性のスープに魚介出汁を合わせ、国産小麦の中太麺を投入。2時間煮込んだ豚バラ肉と、自家製メンマなどを乗せた一品です。

まずはお肉を一口。「うーん！ものすごいトロットロですね！！これだけ分厚くて大きいのに、すごいサッパリしてる」。麺も食べると…「うまーい！」と今にも踊りだしそうです。
「もっと、とんこつトンコツしてるのかな？と思ったんですけど、魚介の出汁が効いてますね。カツオ出汁ですか？」と聞くと、「カツオ・サバ節・こんぶなど和の出汁が入っています」とのこと。
また、このラーメン街道には、いちょう通り沿いと少し中に入ったところのお店を合わせて20～30店舗くらいのラーメン屋さんがあるそう。Sさんは「15年前にお店を始めたときは、そんなにラーメン屋さんはなかったんです。この十数年の間に増えましたね」と話します。

地元出身の親子が営む居酒屋の「お刺身のデラックス盛り」

楽しいひとときの後は、次の美味しいもの探しへ。
やってきたのは桜満開の「各務原市民公園」。ここで、子ども連れのママさん達に、この町で一番美味しいものを聞いてみました。

各務原育ちのAさんが教えてくれたのは、昔働いていた居酒屋【我夢写楽(がむしゃら)】の『お刺身のデラックス盛り』。お刺身の一番下がマグロの切り身でお皿代わりになっていて、スプーンでマグロの身を削って食べるひと品なんだとか。インパクトありそうです。

こちらは、全国から取り寄せる日本酒と魚料理が自慢のお店。T店長とお母さんが親子で営んでいます。
「取材があるならもっと仕入れたかったなぁ…」と店長の呟きと共に登場したのが『刺盛DX』（2，000円）。毎朝、名古屋の北部市場から仕入れる旬の魚が6種類味わえます。この日は、カツオ・ヒラメ・天然ブリ・本マグロ・アジ・富山県産ホタルイカの6品。ちなみに、Aさんが教えてくれた『マグロの上にお刺身が乗るバージョン』のデラックス盛りは、マグロの中落ちが入荷できた日のみ登場するそう。

「見て、このホタルイカ！爆発するんじゃない？ってくらいプリプリでパンパン！」。今一番のピークというホタルイカを口に運びます。「キモがものすごい濃厚！うまみの弾け具合が全然違いますね！」。今は産卵シーズンで卵を持っているためキモが大きく美味しいそうですよ。

T店長は、生まれも育ちも各務原。どんなお子さんだったかお母さんに聞いてみると、「面白い子でした。育てるのが面白かった。中学の頃から料理人になると言っていたから、行きたい道があるのは育てるのが楽でした」。それに対してT店長、「いや、めちゃくちゃ怒ってましたよ。全然楽しんでいる感じではなかった…」と少々食い違いが。

新型コロナウイルス感染拡大の中で、居酒屋さんはとても大変な時期。それについても質問すると、「今は大変やけど10年後に振り返った時に面白いかもしれん。新型コロナの時大変やったね、と言いながら、でも『副島さん来たね！』とか言って」と明るく話すお母さん。
「Tさんの子育てにも向けたような言葉だけど、コロナ禍で暗くなっている世の中にも通ずる格言だよ。そんな時が来るかもしれない」と言う副島くんに、「来るよ。来るかもじゃなくて、来るよ」と応えます。
「見方が変わってくるよ。Tさんもなんか縁結びの神様に見えてきた」と感心した副島くん。店長に話を向けると「そうでしょう。フォルムが！」と笑い飛ばしてくれました。

グルメ旅・各務原市編。今回のひと文字は…「共」。
「行く先々のお店がご家族で経営されていたり。『共』に切り盛りして素晴らしいお店にしているな、と感じました」。