子どもの心をわしづかみ!『エプロンシアター』もすべて手作り…「私たちが1期生」保育の知識学び技術習得する高校生
創立60年超の愛知県立佐屋高等学校。古くから弥富一帯で飼育される『手乗り文鳥』など、動物の知識や技術を学ぶアニマルコースを去年取材した、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さん。
今回はこの学校のライフコーディネート科子ども文化コースに“向かい”ました。
パンサー向井さん:
「こんにちは~。(大歓声に)元気なクラスですね(笑)。今歌っていたのは授業の一環で?」
田中さん:
「そうです。よく実習で保育園に行った時に披露してる手遊びの練習です」
ピアノ実習や、人形を使ったおむつ替えなど保育に関する基礎的な知識や技術の修得が出来るコースで、卒業後は短大や専門学校に進み保育士の資格取得を目指します。このコースの生徒、とにかくメチャクチャ元気なんです。
パンサー向井さん:
「このコースの自慢はどんなところですか?」
安藤さん:「私たちが1期生です」
パンサー向井さん:
「吉本で言うと、ダウンタウンさんだ。大事だよね、1期生たちが大成して行かないと、こども文化コースは広がっていかないよね」
今村さん:
「このコースの自慢は保育実習に行ってるので、心をみんな一瞬で4~5歳児にできます」
パンサー向井さん:
「保育の実習行くとそんな事ができるようになるの?見せてもらってもいい?」
今村さんが同級生を相手に保育園の先生役を始めると、皆さん一斉に園児を熱演!突然ケンカし出す“子ども”や、思い思いにしゃべり出す“子ども”も…。
パンサー向井さん:
「うん、OK、OK分かった。分かった…。4~5歳児って結構たちが悪いね(笑)。大変だね、なかなか」
子ども番組でコーナーMCを務める向井さんなら園児の対応もできるはず、とチャレンジしてみると…。
パンサー向井さん:
「こんにちは~!ぼくは、むかい、さとしっていいます」
生徒ら:「だれ~?」「だれ?」「しらな~い」
パンサー向井さん:
「みんなときょうはトモダチになりにきました!」
生徒ら「……」
即、挫折の向井さん…。
パンサー向井さん:
「今のくらいで乱されてるようじゃやっぱり無理?」
今村さん:「気持ちが大事です(笑)」
校内の授業だけでなく、子どもと実際に接し、理解を深める実習も積極的に行う子ども文化コース。その中で、子どもたちの心をわしづかみにするのが、エプロンを舞台に見立てて人形などを使ってお話する『エプロンシアター』です。
今井さん:
「今から『さるかに合戦』やっていくよ~!」
最近の保育園の必需品で、エプロンやキャラクターに至るまですべて生徒の手作りです。
パンサー向井さん:
「いやぁ、見てて熱くなっちゃったよ。普通の紙芝居とも違うんだね。セリフとかは自分で練習して覚えるものなの?」
今井さん:
「(紙などを)見ちゃダメなので、みんなに楽しんでもらうために」
他にも道具が無いときに役立つ『手遊び』や、全員で輪になって踊るキッズダンスなど、より実践的な授業を行っています。生徒たちにそれぞれの特技を聞いてみても、手芸や歌など、将来保育士として必要となることを自ら学んで伸ばしている生徒もいました。
“保育士の卵”の生徒たちと触れ合った向井さん。今回の取材で感じた事とは…?
パンサー向井さん:
「まぁ皆さん、非常に明るい!気づいたら4歳児になってる瞬間がありましたからね。35歳のおじさんを31歳若返らせてくれました。皆さん素晴らしく、素敵だなと勉強させて頂きました」
佐屋高校ライフコーディネート科子ども文化コースの皆さんありがとうございました!
(2021年3月22放送「チャント!」より)