中高一貫校に珍部活『奇術部』…イリュージョン“人体貫通”が手作り過ぎて普通に刺さる
名古屋市昭和区にある、私立南山高等・中学校。カトリックのライネルス神父によって設立された中高一貫のミッションスクールです。
最初の校舎が作られたのは、87年前。今では、有形文化財として登録される程の歴史があるんです。その男子部へ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ます!
お邪魔したのは『奇術部』。テーブルマジックやイリュージョン、大道芸のジャグリングを学んでいます。東海3県ここだけの部活動で、中1から高2の33人で活動中です。
華麗なカードマジックで迎えられた向井さんが気になったのは、“皿回し”のエキスパート・佐藤くん(高2)。
皿を回したまま腕や足をくぐらせたかと思えば、そのまま宙へ飛ばすと、背中からクルリと回した棒で、落ちてきた皿をキャッチ!佐藤くんに“皿回し”歴を聞くと…?
佐藤くん:
「小6の時に、家に皿回しがあって…」
パンサー向井さん:
「え?どういう家!?たまたまあったの?」
なんとマジック好きがきっかけで、この学校を選んだ部員も多いんだとか。
加藤くん(中2):
「小学校の頃、パーティーでトランプマジックをやりたいなと思って、そこから始めました」
パンサー向井さん:
「そんなにパーティーあるかい?小学生で(笑) そういう所でできたらって思ったんだ」
ボランティア活動も盛んな奇術部。病院や老人ホームで、地域の人たちを喜ばせているんです。部員たちは観客に楽しんで欲しいと、『人体貫通』というイリュージョンを手作り!
部長の神谷くん(高2):
「この箱に人を入れて、棒で刺していきます」
パンサー向井さん:
「段ボール…これは信用ならんわ…全部入るの?」
話が違う…とつぶやきなから段ボール箱に入り、ふたをされた向井さん。神谷くんが長い棒を外から刺し、1本ずつ貫通させていきます。
1本目は成功、続く2本目…。
段ボール箱の向井さん:
「痛っっ!ちょっと開けてー!(ふたを開けて)何だコレ、手品でも何でもないじゃないか!何のタネも仕掛けもない状態の箱じゃん(笑)」
しかし、部員の後藤くん(高2)が中に入ると、何事もなく次々に棒が貫通。合計10本が段ボール箱を四方八方から貫きました。
向井さん、マジックのタネをこっそり見せてもらうと…。
パンサー向井さん:
「これはスゴイわ(笑) 中の子に大拍手をおくりたい」
とにかく人を楽しませたい…。彼らの姿を見て、芸人としての“原点”を思い出した向井さんなのでした。
南山高等・中学校奇術部の皆さん、ありがとうございました!