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<論説コラム>新型コロナ禍での健康チェックお忘れなく「人間ドックの日」「内視鏡の日」

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<論説コラム>新型コロナ禍での健康チェックお忘れなく「人間ドックの日」「内視鏡の日」 | CBC論説THEコラム | CBCテレビ

【CBCテレビ チャント!金曜論説室】
※7月10日放送の「チャント!~金曜論説室コーナー」に基づく原稿内容です

新型コロナウイルス感染拡大への警戒が続く中、7月中旬には健康チェックに関連する日が相次いでいます。7月12日「人間ドックの日」、7月14日「内視鏡の日」です。

■人間ドック66年の歴史

「人間ドックの日」は1954年7月12日、国立東京第一病院(現・国立国際医療研究センター病院)で初めて実施されたことに由来します。それまでは病院の各科を周り何日もかかった健診ですが、一度に総合的な検査が可能になりました。

当初は「短期入院精密身体検査」という長い名前でしたが、この検査を報じた新聞記事が、船の点検や修理を行う「dock(ドック)」という言葉を使って「人間ドック」と報道したことをきっかけに、このように呼ばれるようになったそうです。その後、宿泊を伴う検査に加え、一日や半日で済む検査も加わり、今では健康チェックのシステムとしてすっかり定着しました。

■世界に誇る内視鏡技術

「内視鏡の日」は、その2日後の7月14日です。「人間ドックを受けて、次は内視鏡検査」という流れでこの日が決まったわけではなく、「7・14(ないし)」という語呂合わせで命名されました。日本は1950年に世界で最初の胃カメラ撮影に成功した先進的な国でもあります。
内視鏡というと、胃カメラや大腸カメラが知られていますが、検査を経験された方の中には、少しつらい、負担を伴う検査という印象をお持ちの方も多いかもしれません。

内視鏡を開発しているオリンパス株式会社が、内視鏡について意識アンケート調査を実施したところ(「おなかの健康ドットコム」2019年実施:全国の20歳以上の男女5万4680人が回答)、検査に最も期待することは、2位の「検査の精度」19.0%、3位の「治療技術」16.4%を押さえて、「検査時の負担(つらさ)」26.1%が1位でした。以前に比べると体内へ挿入する径も細く柔らかくなっていますが、負担を少しでも改善してほしいという思いのようです。

■がんの早期発見に大きな役割

しかし、国立がんセンターが2019年に発表した「がんの5年生存率」の調査結果を見ると、胃がんの場合、全体では71.6%の5年生存率が、早期発見(I期)ですと94.6%。大腸がんの場合も全体で72.9%の5年生存率が、早期発見(I期)ですと95.4%と、早く見つけて治療すればますます生存率は高まっています。
がんの早期発見と早期治療に、内視鏡検査が果たす役割は大きなものがあります。人によっては負担を感じる検査ですが、やはり健康チェックには大変有効な検査です。

2020年は年初から、世界的に猛威をふるう新型コロナウイルスについつい関心が高まってきていますが、それ以外にも病への予防と対策は大切なことです。7月12日「人間ドックの日」、7月14日「内視鏡の日」、この日をきっかけに本格的な夏に備えて、自分の健康をあらためて考える機会にしたいものです。

【チャント!「金曜論説室」より by CBCテレビ特別解説委員・北辻利寿】

画像:CBCテレビ:画像 『チャント!』

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