再来年の2027年シーズンから、セ・リーグでDH制が導入されます。中日ドラゴンズでDHを任せられそうな選手は誰でしょうか?12月12日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、若狭敬一アナウンサーが元中日ドラゴンズ投手で、野球解説者の川上憲伸さんに尋ねました。昔は二刀流がいっぱい川上「エースで4番。中学、高校生の段階でこのパターンが減ってきてるんですよ。ってことは、9番の人はバッティング技術が0に等しいです」打順で9番に入るのはほぼピッチャー。最近は大谷翔平選手の活躍で「二刀流」という言葉が目立っていますが、昔のピッチャーは、野手としてもプロ野球選手になれるぐらいの人が多くいました。今はピッチャーでなければプロ入りできていないような選手もいるそうです。川上「ピッチャーなんだけど、むちゃくちゃ飛ばすじゃんって人いましたから。今は振らせたらヤバいぞっていう人が減ってるんですよね」投手はほぼバントランナーがいて、ピッチャーが打席に立った場合、打つことが期待できないので送りバントをしてくることが多々あります。川上「解説の人が『ここでバスターもいいんじゃないですか』って言いますが、もともと打つことができないのに、なんでバスター?もっとアカンでしょって思うんです」バスターの解説をする川上さん。基本的にランナーは一塁にいる状況で、最初はバントの構えをして、ピッチャーが投げ始めた瞬間ヒッティングに切り替え、守備の裏をかくのがバスターです。実はバスターは難易度が高いとか。相手ピッチャーは、バスターを警戒して強い球を投げてくるそうです。川上「バスターができるんだったらピッチャー辞めろよってぐらい、バスターって難しいんですよ」ピッチャーは投げることに特化してきていることからもDH制導入は当然だと言う川上さんです。中日はどうする?2025年シーズン、交流戦のビジターゲームから見たドラゴンズのDH成績は打率1割6分1厘でセ・リーグで5番目でした。ドラゴンズにはDHにふさわしい選手がいるのでしょうか?川上「これは庇うわけではないですけど、そもそもレギュラー固定されてないのにDHを固定しようがないじゃないですか」確かにもっともな意見です。今年はレギュラーも打順も固定されませんでした。川上「交流戦でDH出る人は必死ですよ。プレッシャーだらけですよ。いつも代打って言われとる人が、急にDHって言われたら、え?ってなるじゃないですか」DHの難しさ川上「DHってむちゃくちゃ難しいと思いますよ。ずっとベンチにいて普段野球してないんですよ」守っている人は試合の中に入り込んでいるので、守備が終わればコーチとハイタッチをしてベンチへ。さらに打席へとリズムがあるそうです。川上「DHってそんなタイミングないんですよ。ベンチにいたままずーっと野球に入っとかないかんわけです。この難しさってあると思うんですよ」川上さんはDHの難しさを身をもって経験していました。川上さん、草野球では気を遣われて「DHでいいですか?」と言われるそうです。実はこれには困っているとか。川上「むちゃくちゃつまんないですもん。どこでもいいから守らしてくれ。野球させてくれよと思うもんね(笑)」代打4打席とは違うDH制が始まると、ドラゴンズでは誰がなるのか?現在代打で起用されている人が筆頭に出てきそうです。川上「どうせなら1打席より4打席立ってみてくださいよってなると、いやいや守備させてくれよってなると思いますよ」例えばブライト健太選手は、2025年シーズン、代打でもいい成績を残しました。勝負強さがあるのでDH4打席での起用もあり?しかし…。「代打でいい成績を残しているのは嬉しいんだけど、ぶっちゃけスタメンで出たい」とのコメントも。川上「そらそうだと思いますよ。レギュラーで4打席立ちたいから代打で頑張ってるんであって、打席に立つだけでいいと思ったら、ハッキリ言って打てないですよ」技がある仕事人川上「例えば2,000本も打ってるレベルの選手なら一振りにかける技を持ってると思うんですよね」年齢が上で守備は難しいが代打で活躍できる選手。立浪和義さんや小笠原道大さんクラスの一瞬で決める仕事人とは?川上「代打の一番難しいのは初球から振れないんですけど、初球振らなきゃいけないんですよ」大事に行きたいのに初球から振らなければいけない難しさ。これをバッティングセンターに例えて解説しました。150キロの球を一球限りと言われたらどうするか?川上「1、2の3でタイミング思いっきり速く振る。差し込まれてファールだったらまだいいけど、ボテボテになったら、ねえ」DH制にも対応できる技を持っている仕事人とは?名前を出さなかった川上さん。皆さんは誰を思い浮かべますか?(尾関)