身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。今回のテーマは「~朝の異変は要注意!?~ブラックタイムに潜む病気」朝は、1日のうちでさまざまな病気や症状が起きやすい危険な時間帯「ブラックタイム」と言われています。その症状のなかには、危険な病気が潜んでいる場合もあるのだとか。そこで今回は、朝に起こる身体の異変について専門医に教えてもらいました。知っておきたい朝の異変(1)手のこわばりCBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』朝起きて手のこわばりを感じる場合は、関節リウマチの可能性があるそうです。異変を見過ごし放置すると、症状が進行して手が変形する場合もあるのだとか。主な原因は、免疫細胞が自身の細胞や組織を誤って攻撃してしまう事。関節を包む滑膜に炎症が起こり、腫れや痛みが起きるそうです。毎年約1万5000人が関節リウマチを発症しており、その多くが30~50代の女性といわれています。女性は、更年期を迎えるとホルモンの変化によって手のこわばりを感じる事もあるそうですが、更年期障害の場合は第1関節のこわばりが特徴となるそうです。(※症状は個人差があり、原因を明らかにする場合は医師の診断が必要です。)<朝に症状が出る理由>先生によると、慢性関節リウマチの場合は、炎症を起こして免疫細胞を呼び寄せるサイトカインと呼ばれる物質が健康な人より多く分泌されている可能性があるとの事。サイトカインは、白血球などの免疫細胞から作られるたんぱく質で、体内時計によって眠っている間に多く作られています。そのため、睡眠中に症状が現れ、起きた時にこわばりに気づくのだとか。指だけでなく、ひざやひじなどが朝に痛むケースもあるそうなので、異変を感じたらリウマチを扱う内科や整形外科などを受診しましょう。知っておきたい朝の異変(2)モーニングアタック朝の時間帯にくしゃみ・鼻水・目のかゆみなどのアレルギー症状が特にひどくなる事をモーニングアタックといいます。実際に花粉の量が一番多いのは午前11~午後2時頃ですが、花粉症の人に、特に症状が辛い時間帯を聞いたところ朝6~7時頃が最も辛いと答えた人が多く見られました。<朝に症状が出る理由>くしゃみや鼻水などのアレルギー症状は、アレルゲンによってマスト細胞が刺激されヒスタミンなどの化学物質を放出する事で起こります。ただし、マスト細胞は体内時計によって制御されており、日中は反応が鈍く、夜になると活発になるのだとか。そのため、朝起きたときに強く反応が出るそうです。<モーニングアタックへの対処法>先生によると、夜に少しでも症状が出ている時は、翌朝モーニングアタックが起こる可能性が高いとの事。そのため、市販の薬を活用している場合は、1日1回飲むタイプの薬を夜寝る前に飲むと良いそうです(※説明書をよく読み用法・用量を守って使用してください)。また、秋はダニやチリなどのアレルゲンが多い季節なので、こまめな掃除を心がける事も大切だそうです。知っておきたい朝の異変(3)血圧高めのサイン朝に頭の鈍痛や浮遊感、胸の圧迫感などを感じる場合は、朝の血圧が高くなっている可能性があります。起床後1時間以内の血圧が、上135mmHg以上、または下85mmHg以上の場合を「早朝高血圧」といい、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まるそうです。<朝に多い心筋梗塞・脳梗塞>午前5~8時は心筋梗塞・脳梗塞を発症する人が多い時間帯といわれています。その原因の1つが高血圧。先生によると、睡眠中は血液がドロドロになりやすいので、朝の血圧が高いと血液が一気に流れる事で血管が破れたり詰まったりする原因につながるそうです。<血圧上昇を招く朝のこんな行動に注意!>・起床後の激しい動き朝起きてすぐに激しく動くと血圧が上がります。トイレでいきむのも血圧上昇の原因につながるそうです。・悪い姿勢姿勢が悪いと肺や横隔膜が圧迫され呼吸が浅くなります。すると、脳が酸素不足になって交感神経が優位になり、血圧が上がってしまうそうです。・身体を冷やす寝癖を直すために冷たい水で髪を濡らす、冷たい床を素足で歩くなど、身体を冷やすと血圧上昇につながるそうです。CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』<朝の血圧上昇の原因は他にも!>・睡眠時無呼吸症候群睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠中の血圧が普通の人と比べ高く、朝高血圧になる場合があるそうです。この場合は、早めに病院へ行き診察を受けましょう。・月曜日の朝休日明けの出勤・通学の時間帯は、職場や学校に対して知らないうちにストレスを感じている事で、血圧が上がりやすい傾向にあるそうです。<ドクターおすすめ!朝の血圧上昇を予防する「出前体操」>先生曰く、朝の血圧上昇対策には、朝起きて布団から出る前に下記の運動をゆっくりのんびりと行うのがオススメとの事。血流が良くなる事で血管が広がり、血圧を下げる効果が期待できるそうです。▼横になったまま腕を上下にゆっくり動かす※手に持った器を上げるイメージで行いましょう。▼かかとを布団につけたまま屈伸し、太ももやふくらはぎを動かす▼上記を10分程度ゆっくり行う(2021年11月14日(日)放送CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)