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『息子、帰る』姜暢雄(スジナシ)

「息子、帰る」

姜さんをスタジオにお呼びすると、上下ジャージというなんともラフな格好で登場。それを見るなり、中井さんは「こんな格好をしても格好いいんですねー私の中ではしっかりイケメン枠に入ってます!!」と大絶賛。鶴瓶さんは「俺も一生懸命走ってるけど10馬身は離されてるなー。」と姜さんを褒め倒した。

両者板付きスタート。まずは姜が持っていた煎餅を「食べる?」と親しげに手渡す。それに対し鶴瓶は「話ってなんや?お前は全然連絡もよこさんと・・・」と返す。どうやら二人は親子という設定で、息子の姜が父親である鶴瓶に何やら大事な話があるらしい。鶴瓶は「一緒に連れてきた女の子は誰や?」と仕掛ける。姜は「かわいいやろ?ラボチャイいうねん。」という。鶴瓶の急なムチャ振りに対し、「ラボチャイ」という名前を考えて驚くべき速さで反応したのだ。当然、話題はラボチャイの話へ。

大事な話とは一体何なのか。鶴瓶は、親子というものは顔を見れば分かる、と「ラボチャイが妊娠したんやろ?」「結婚したいんやろ?」と言うが、どうやら違うらしい。姜が説明するには、ラボチャイは日本で働きフィリピンの家族に生活費を援助しているらしい。しかし生活をやりくりするのが大変で、とても苦しんでいるという。そこまで説明すると、鶴瓶は「金は無い!!」と断言。それを聞き、姜は「まだ何も言ってないやんけ!!なんとかしてやりたいと思っとるだけや!!」と胸のうちを明かす。協力的な態度を示さない鶴瓶は、「オレもフィリピンパブ行くけどな・・」と何気なくいうと、姜は「行くん?フィリピンパブ行くん?」と急に冷静な態度になる。ラボチャイは昔フィリピンパブで働いていて、その時に日本人観光客に騙され子供を授かってしまったらしい。

息子の嫌な予感は当たってしまったのか。話を聞いていくと、鶴瓶は商店街の仲間と海外旅行でフィリピンにも行っているという。姜は「フィリピンで行ったパブなんていうん?ラバーズキスいうんちゃうん?」と責めたてる。鶴瓶は少し黙り込んで「ラボチャイと関係を持ったのは岡本さんや!!わしは誘われたけど行きたくなかったんや!!」と言う。しかし目を見て話さない鶴瓶に対し、姜は「何で目見て話さへんの?大事な話しとるんちゃうんけ?」と煎餅を取り上げる。

「一回だけなんや・・・」と弁解する鶴瓶。姜は「おかんにも全部話そうと思う。写真も持っとった。」と厳しい返答。苦し紛れに「おかんには言ったらあかん・・・。男同士の付き合いや!!わかるやろ!!」と言うものの、姜は「分からへん!!」と一刀両断。鶴瓶は泣きそうになりながら立ち上がり、それを姜が「おとうちゃん!大丈夫やから座り!」と抱きしめ、終幕。

姜さんは「ラボチャイ」や「ラバーズキス」など即興ながら、耳に残る名前を使用した。鶴瓶さんは何度も笑いそうになったというが、まるで本物の親子のように終始演じきった。人気イケメン俳優と親子という設定になったことで、鶴瓶さんは一層ドラマに身が入ったのであろう。

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