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今度の新曲は筆で書きたくなるタイトル?五木ひろしの隠れた才能

今度の新曲は筆で書きたくなるタイトル?五木ひろしの隠れた才能

デビュー60周年の歌手・五木ひろしさんが、5月3日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。4月8日にリリースした新曲「千年の懸想文(けそうぶみ)」は、絵巻物が広がる様な風雅な曲。この曲を中心に、小堀勝啓が楽曲制作の裏話を尋ねます。

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昔のベテラン

小堀「去年は歌手生活60年。五木さんがデビューした頃、先輩たちでそんなキャリア持ってる人いなかったでしょ?」

五木「50~60年間歌ってる人はいなかったでしょうね」

当時は50~60歳でもベテランの年齢。

五木さんは1964年(昭和39年)にデビュー。1971年(昭和46年)、芸名を「五木ひろし」にして「よこはま・たそがれ」が大ヒット。その年、NHK紅白歌合戦に初出場。

その時、五木さんは23歳。バリバリの現役でベテランと呼ばれる人たちが40~50歳だったそうです。40~50歳ですでに先生とか御大と呼ばれていたとか。

現在、五木さんは78歳。五木さんは、後輩の歌手と距離を置かずに接するためもあり、先生や御大と呼ばれることはないそうです。

五木「みんな五木先輩とか言いますね。吉(幾三)君と鳥羽(一郎)君になると兄さんと言います」

三波春夫伝説

最近は、昭和の歌謡界を伝えていく役目だと考えることもあるという五木さん。

五木「いま55周年。いろんな番組で、結局その時代を語ることになるんですよね。若い人は知りませんから」

紅白歌合戦では出場人数が多いため、楽屋をふたりで使っていたそうです。
五木さんが一緒になったことがある大御所は三波春夫さん、三橋美智也さん、フランク永井さん、北島三郎さん。

五木「一番大先輩というと藤山一郎さんの時代からずっとご一緒させていただいてます」

小堀「歴史上の人物ですよ!」

何度目かの紅白。NHKの玄関で三波さんにばったり。
「おはようございます」と挨拶すると、三波さんから返ってきたのは「ご苦労さま」。

五木「『ご苦労さま』って言うことは、紅白をご自分の番組みたいに思って、自信を持って出てらっしゃったんでしょうね」

当時は紅白歌合戦出場は歌手にとっては名誉。何度出ても緊張するそうですが、三波さんは別格だったとか。

歌えるのか?

4月に出た新曲は「千年の懸想文」。作詞は田久保真見さん、作曲は五木さん。懸想文を平たく言うと恋文、もっと身近に言うとラブレターのこと。

私の気持ちは、例え100年先であろうと1000年先であろうと変わりません。ずっとあなたのことを思ってます。そんな意味の歌なんだそうです。

小堀「曲の作りが普通の歌謡曲と全然違う。メロディを当てていくのはすごい作業だったと思います」

五木「サビから夢中で作ったんですけど、歌ってみたらこれは大変な歌だと思ったんですよ」

高い音から始まって、低い部分が少しもない歌ができたそうです。完璧に歌えるようにするには、相当気合いを入れないとダメだと気持ちを引き締めたんだとか。

五木「危険な目に遭わせるほど燃える。もともと自分をいじめるのが好きなタイプですから、きっと今年もその流れでしょうね」

字は芸術だ

小堀「ラブソングというより絢爛豪華な絵巻物を繰り広げられているみたいです」

五木「紫式部なんかが書いてた恋文がこの時代だと思うんですよね。しかも筆で何とも言えない綺麗な字ですよ」

五木さんは字が大好き。書くことも見ることも好きだそうです。字は絵と同じと感じているとのこと。

五木「広い空間にどう字をはめ込んでいこうかと考えるんです。それに字って崩し方によって変わってくるんですよね。そこがとっても面白いと思うんですよ」

字について本当に楽しそうに語る五木さん。もちろん書く方も達筆。お礼状はもちろん、夫婦で出席する冠婚葬祭の封筒、記帳も五木さんが書くそうです。

中学時代にはラブレターの代筆までしたことがあるとか。

大変な歌を生で

五木「書いてると、字って良いなと思います。綺麗な字を見ると止まってじっと見ますもんね。 この『千年の懸想文』は実際、書いてみたい字ですね。筆でどう書こうか」

現在、全国を回る『「よこはま・たそがれ」から55年 五木ひろしアニバーサリーコンサート』を開催中。5月23、24日には名古屋の老舗劇場・御園座での公演もあります。

五木「曲を作るのも大変だったんですけど、歌う方はもっと大変なんですよ。頑張って歌いますんで、聴いてください」

小堀「ぜひの生の舞台で!」
(尾関)
 

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