健気なニホンザル、パンチくんが大人気!千葉・市川市動植物園
最近SNSやニュースなどで話題を集めているのが、千葉県にある市川市動植物園で2025年に誕生したオスのニホンザル・パンチくん。5月6日放送『CBCラジオ #プラス!』では、市川市動植物課の課長安永崇さんに、現在パンチくんにどのようなサポートをしているのか伺いました。聞き手は永岡歩アナウンサーと山本衿奈です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くぬいぐるみにしがみついた姿が話題に
パンチくんはお母さんザルの育児放棄により人工保育によって育てられ、オランウータンのぬいぐるみを母親代わりにしている姿が愛くるしいと話題になりました。
この育児放棄というのは、よく起こるわけではないものの、一定の割合で起こりうるとのこと。
パンチくんが生まれたのは昨年の7月26日でしたが、その日はすごく暑かったことと、お母さんが初産だったことなどが原因で子育てができなかったそうです。
ぬいぐるみにしがみついていたのは、生まれた直後からお母さんにしがみつくというニホンザルの習性によるもので、過去に人工保育をしたニホンザルも同じようにしがみついていたそうです。
しがみつくことで安心感を得たり、成長に必要な筋力をつけたりするだけではないそうです
。安永さんによると、将来群れに戻すことを想定して、人間にしがみついて依存するのを防ぐ働きもあるとのこと。
群れに入ることの難しさ
ニホンザルは群れの仲間たちと生きていく動物ということですが、途中から群れに入っていくのは難しいのではないでしょうか。
安永さん「難しいと思いますね。群れの仲間に警戒されないで交流していくためには、何をしたら怒られるとかルールを学んでいかなければならないと思います。
中にはパンチが群れの他の猿から怒られるという場面を動画やいろんな所でご覧になるかと思うんですが、これは群れの仲間になるために大切で避けられないことなんじゃないかと思っています」
これから生きていくために必要なことのようです。
安永さん「子育て経験のあるお母さん世代から今、パンチが非常に応援されているというのは、そういう自分の子育て経験に重ね合わせて、パンチが健気だということで応援していただいている。そういう人が多いと見ています」
寄付が3千万円以上集まる
また、パンチくんもみずから群れに入ろうと積極的に動いていて、その姿を見た人たちがさらに応援しているという状況です。
安永さん「われわれはパンチを群れ入れさせていくことを目標としていますが、それを応援してくださる多くのみなさんに、ニホンザルというのはそもそもこういう生き物でという学びを提供できている。その部分に関してうれしく思っています」
また、市川市では3月から「#がんばれパンチ サポーターズガイド」を立ち上げ、すでに3千万円以上の寄付が寄せられていますが、ニホンザルの生活環境改善や市川市動植物園の運営に役立てるとのことです。
安永さんは最後に「パンチを見たいとお越しになったお客さんが、市川市動植物園全体のファンになってお帰りいただくことをめざして、私もSNS発信やいろんな運営をさせていただいています」と語りました。
(岡本)
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