どうなる?高額療養費の限度額引き上げに対する世間の声
2026年度の新年度予算が、参議院本会議で自民党と日本維新の会などの賛成多数によって可決されました。2月に衆議院を解散した影響もあり年度内の予算案成立は叶わず、可決までは11年ぶりに暫定予算での対応となりました。ドタバタの末ようやく予算が決まったかと思ったら、今度はその内容が物議を醸しています。それは可決された予算案の内容に含まれる「高額療養費の負担増」に関して。4月8日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、リスナーの意見をつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
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今回の高額療養費制度の自己負担限度額の引き上げで何が起こるかというと、個人にかかる医療費の高額化。家庭によっては大きく家計が圧迫される事態を招くことが考えられるため、持病を持つ人や高齢者を中心に反対の声も多く上がっています。
「高額療養費の負担増を含む2026年度予算案が参議院本会議で採決されました。引き上げによる受診抑制の影響は軽視され、患者団体の訴えも届きません。患者にとっては命綱を切られることにも繋がりかねないのです。
高額療養費制度は、私も昨年の肩の手術の時にお世話になりました。燃料や石炭の不足など他の生活が不安になるニュースにかき消されるけれど、高額医療費の上限引き上げはみんなが本当に望んでいることなのでしょうか?私は強く抗議します」(Aさん)
“もしも”の時
つボイ「小高さんも私も他人事ではない話題ですよね」
後期高齢者のつボイと50代半ばの小高。身体にかかる心配は年齢を重ねるごとに増していきます。つボイは前立腺がんを患っており、現在も治療中です。
小高「国民みんなに関わってくることですよね。もちろん高齢になればなるほどいろいろな病気の可能性も増えてくるので、高額療養費をお願いする機会は出てきますが。
でも高齢者に限ったことではなく、大きな病気やけがで高額な入院費という話になった時には、若い人もお世話になることもあるでしょうから」
病気やけがは、ある日突然襲ってきます。「若くて健康な人にとっても無関係な話ではない」と小高。高額療養費制度は“もしも”の事態の助け舟でもあるのです。
議論はされたのか
予算案に関する、こんな意見も届きました。
「今回は年度内に成立できるかに焦点が当たっていましたが、そこじゃないんです。
これまで、作成された予算案は基本的にほぼ一言一句変えられることなく可決されるのが通例でした。
しかし昨年の石破政権では少数野党ゆえに、最後は野党の意見も取り入れた国会審議で当初の予算案が修正されました。これが正常な姿で、予算は与野党全ての国会議員が作るものだと思います」(Bさん)
つボイ「今回の予算の決め方にもいろいろ問題はあるでしょうが、話し合いの時間がちょっと短かったという部分もあるでしょうね」
小高「話し合いの時間がとても少なかったですよね。高額療養費制度に関しても十分に議論を尽くしたのかという疑問も、傍から見ていると湧いてきますよね」
一般会計は過去最大
また、こういった話題とは切っても切れない社会保険料に対する不安の声も挙がっています。
「一般会計の総額が122兆円を超えるとのことで過去最大となっており、その大きさに驚いています。
高市政権が掲げる経済安全保障や、初めて1兆円を突破した宇宙開発など未来に向けた投資には大きな期待を持っています。ただその一方で社会保障費も過去最大となっており、私たち現役世代にとっては将来の負担増への不安が拭えません。
これだけ巨額の予算が動く以上は、一部の産業だけでなく物価高に苦しむ私たちの暮らしや地方のすみずみにまで、しっかりと成長の果実が届くことを切に願っております。大切な税金ですから、1円たりとも無駄にせず未来の確かな一歩に使って欲しいと思います」(Cさん)
高市内閣が掲げる「責任ある積極財政」の御旗のもとに、国民が納得する予算の割り当て・税制度の確立が望まれています。
(吉村)
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