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56年ぶりに記録更新。人類が歴史上、地球から最も遠くへ

56年ぶりに記録更新。人類が歴史上、地球から最も遠くへ

アメリカが主導する国際月探査「アルテミス計画」で宇宙船「オリオン」が、日本時間の7日未明に人類が地球から最も遠くまで飛行した距離の新記録を樹立しました。4月7日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』でもこのニュースを取り上げました。つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーからの投稿を紹介します。

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月の裏側へ

今回月へ向かった「オリオン」には、アメリカとカナダの宇宙飛行士4人が搭乗しており、乗組員らは月の裏側を飛行しつつ半世紀ぶりの地形観察、撮影を行ないました。
月の裏側を通過するタイミングで地球からの距離が約40万6800キロに達し、アポロ13号が1970年4月に残した、およそ40万キロの記録を56年ぶりに更新しました。

今回の計画では宇宙船は月を掠め、裏側を周って帰還の途に就きます。10日夜、日本時間の11日朝にアメリカ西部のカリフォルニア州沖に着水する予定とのこと。今回の探査では月面着陸はせず、再来年の実現を目指しているようです。

つボイ「私も連日、非常に興味深く見守っていました」

小高「月の裏側に回るっていうのはアポロ計画でもやっているんですが、ただ今回はその全体像を黙視するっていうのがアメリカとしては初めてのことらしく、そこが注目されていますよね」

アポロ計画時代から技術の進歩を経て、アルテミス計画では月面探査の新たな可能性を切り開いています。

裏側は難しい

リスナーからはこんな投稿が寄せられました。

「アポロ計画で宇宙船が多く打ち上げられたことを思い出します。今回は月面の裏の様子を見ることが目的とのことで、ぜひ成功していただきたいと思います。宇宙競争では中国に負けているので、成功を祈ります」(Aさん)

小高「そうですね。中国は月の裏側に着陸していますからね」

中国は2024年に無人ではありながらも、月の裏側に宇宙船を降ろすことに成功しています。この際にサンプルを採取していることも含め、中国は月面探査の面で大きくリードしている状況です。

実は、これまで月の裏側の探査が表側と比べて遅れていたことには理由がありました。

小高「月の裏側に入ってしまうと宇宙船との通信が非常に難しくなるということで、技術的に難題だったという事のようですね」

月の裏側は地球からの電波通信の影に入ってしまうため、この通信遮断が探査や着陸の安全確保を困難にしていました。そういった面も技術的にクリアできるようになってきたことで地球からは見ることができない月の裏側、その謎を解き明かす一歩になりそうです。

思い出すのは

一方でこんな投稿も届きました。

「アルテミス計画ですか?アポロ計画の時もベトナム戦争中だったなと思い出しました。アメリカが『ベトナムを石器時代に戻してやる』と言って北ベトナムも爆撃していましたが、似ていますね」(Bさん)

小高「確かに、言われてみれば」

つボイ「なんか重なるところがありますね」

ベトナムの証跡博物館を訪れた時のことを思い出す小高。

小高「ベトナム戦争の被害を展示していましたが、そこに掲げられていた写真はとても日本では展示しないような、それは悲惨な物でした。
人間というよりも動物の肉の塊になっているような、酷い惨殺のされ方を記録した写真がたくさんあって…」

その後の昼食も喉を通らなかったという小高。

地球は美しいのに

小高「月側から見た地球はやっぱり綺麗で青かった、とコメントしていたようですが、でもこの青い地球の中では戦争が起きているんですよね」

つボイ「科学は発達してきたかもしれませんが、人間の知恵や理性はベトナム戦争から何も発達していませんね」

月へ向かう宇宙船「オリオン」の船内からは、青く輝く美しい地球が撮影されています。

つボイ「そんな中でトランプ大統領は、『イランを一晩で壊滅できる』とこの期に及んで言っているわけですよ」

美しいこの星で、月の神秘に思いを馳せる。そんな日が1日でも早く訪れるよう、停戦合意の実現に向かって欲しいと締めくくる小高でした。
(吉村)
 

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