職場の服装はどこまでカジュアルにできる?
新年度を前に就職や異動などで職場が変わる方も多いこの季節。初めての職場に対して、どのような服装で臨めばいいのか、悩む方もいらっしゃるのでは?3月20日放送『CBCラジオ #プラス!』では、パーソナルスタイリストで『最高にしっくり似合う服選び』(学研プラス)の著者、久野梨沙さんが服装心理学の観点で「オフィスカジュアル」について解説しました。聞き手はパーソナリティの石坂美咲と竹地祐治アナウンサーです。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴くオフィスカジュアルが広まった経緯
まず「オフィスカジュアル」の定義ですが、私服とは少し異なりビジネスの場所にふさわしいカジュアルな服装で、スーツよりも少し砕けた感じ。
バランスが難しいもので、結構センスが問われてしまいそうな服装です。
オフィスカジュアルが広まってきたタイミングを3つ挙げる久野さん。
まず1990年頃に始まったクールビズで、まずはネクタイを取るという点でややカジュアル寄りになりました。
次に2011年に発生した東日本大震災後の節電要請がきっかけで、クールビズを提唱していない企業でも行うようになりました。
そして最後は、コロナ禍明けによる出勤への回帰。在宅ワークから出社に戻す際、ずっとカジュアルな服装で働いていた状況からいきなりスーツには戻しづらいということで、カジュアルな服装がある程度許容されました。
オフィスカジュアル導入のメリット
久野さんはカジュアルとオフィスカジュアルの大きな違いについて、「見られる前提があるかどうか」と語りました。
外での勤務では取引先や顧客との関係性がありますので、相手への配慮や映えも含めてカジュアルに含まれることになります。
オフィスカジュアルを導入する企業が増えていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
企業側は服装を自由化することによって、働く人に自立性を持ってもらい、少しでも働く意欲を上げる狙いがあります。
一方、着る側にとっては、服装を変えることによって気分やパフォーマンスを上げることができます。
このような着る服によって考えや行動が変わる現象を「エンクローズド・コグニション(着衣認知)」というそうです。
押さえておきたいポイント
ただ、ある程度決まったものを選べば良いスーツとは異なり、服装選びで疲れてしまうという点がデメリット。そこで服選びのポイントについて、久野さんに伺いました。
大事なのは清潔感、キチント感、TPOの3つ。清潔感はしわやシミ、破れがないという基本を押さえておけばOK。
キチント感について「どこまできちんとすればいいのかわからない」と迷った場合は、自分より少し上の方や取引先の方を参考にして合わせていくと実用的とのこと。
TPOは今日の予定を考えつつ、「相手がどのような格好で来てほしいか」というのを考えることが大事とのこと。
その中で色や素材、デザインで少し自分の個性を出せれば楽しくなるそうです。
最後に久野さんは「最初の1、2週間は無難にベーシックな服装で行きつつ周囲を観察し、そこから自分のスタイルをちょっとずつ出していくのが良い」アドバイス。
さらにおすすめアイテムとしては、ジャケットを押さえておきつつ、無地や細かいパターンの柄が入っているシャツ。
もう少し砕ける場合でも、ニットやセーター、カットソー類は丸首よりはVネックのほうがきちんと見られるので良いとのことです。
(岡本)
番組紹介
読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。



