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当たらないけど、それがいい。BOYS AND MEN本田剛文、弓道を語る。

当たらないけど、それがいい。BOYS AND MEN本田剛文、弓道を語る。

毎週金曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』の人気コーナー、「趣味コレ」。パーソナリティの趣味にフォーカスしたこのコーナー、12月5日の放送ではBOYS AND MENの本田剛文が弓道について語りました。どういうルールなの?アーチェリーとどう違うの?意外と知られていない弓道のアレコレを解説しています。

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高校の部活で

弓道というと弓を始め矢や矢筒、胴着や袴など必要なものが多い上に出来る場所も限られているため、趣味としてはなかなか気軽に始められるイメージのないスポーツです。

本田「実は高校の頃の部活が弓道部だったんですよ」

きっかけは部活動だったそう。しかし小学校、中学校と野球部だったという本田は、なぜ高校になっていきなり弓道部へ方向を変えたのでしょうか。

本田「弓道を選んだ理由は邪で。とにかく走りたくなかったんですよ」

というのも、中学の野球部時代にとあるトラウマとなる出来事が起きたのだとか。

本田「試合中、レフトのラインギリギリをぶち抜くいいヒットを打ったんですよ。中学校の野球場って長方形だから、レフトがめちゃくちゃ深くて長打になるんです。三塁打でした」

見事なヒットを打った本田はその後試合が進行しホームに帰ります。仲間に褒められるかと思いきや、ホームに帰れず3塁までしか行けなかったことを責められたそう。

本田「そこで高校に入ったらもう走る部活はやらない、と心に決めたんです」

3塁打が本田の人生を決定づけたのでした。

弓道とアーチェリー

本田「きっかけは邪でも、やったら面白いんですよ」

そんなきっかけで始めた弓道でしたが、どんどんハマっていったそう。弓道とよく似ているスポーツとしてアーチェリーが挙げられますが、それを引き合いに出しながら弓道の面白さを語ります。

本田「そもそも弓の仕組みが違うので、命中精度が全然違うんです」

アーチェリーで使用する弓は、照準を合わせるためのサイトや引いた後の狙いを安定させるための滑車などが付いているのに対し、弓道で使用する弓は弦と弦だけの非常にシンプルなものです。

本田「だからアーチェリーはめっちゃ当たるんですけど、弓道はあんまり当たらなくて」

当たることが前提で、より中心に近い場所に当てて得点を競うのがアーチェリーなのに対し、弓道は「当たったか当たらなかったか」の勝負なのだとか。

本田「弓道は端でも真ん中でも、とにかく当たったら一点」

そのくらい弓道では、的に当てることが難しいようです。

あの音が聞きたくて

しかしなかなか的に当たらないのに、なぜ面白いのでしょうか。理由は意外なところにありました。

本田「当たらないけど、当たった時の音がすごくいいんです。弓道の的って、輪っか状になった木の枠に紙が貼ってあるんですよ。なので当たると『パン!』という小気味よい音がするのが好きで」

的が音を吸収しない素材なので、当たった時に響く音がより達成感や高揚感を増長させるようです。あまり当たらないのも相まって、「当たると脳汁が出る」とその魅力を語る本田。

本田「それと、弓道はより様式的ですね。弓の引き方や作法など、武道としてより精神的な面を大事にしているので」

日本人ならではの「武の心」の美しさも、弓道に惹かれた理由なのかもしれません。

年配の方にも

そんなきっかけで始めた弓道、「細く長くですけど」と言いつつも現在も続けているのは、やはり楽しいから。「皆さん、今からでもどうですか?」と勧めますが、実は弓道がおススメな理由は他にもあるようです。

本田「弓道って筋トレが必要ないんですよ。弓を引くこと自体が結果として筋トレになっているだけで、逆にあまり余計な筋肉はつけない方がいいと言われています」

筋肉に自信のない方でも楽しむことができそうです。

本田「僕は弓道場に通っていますが、スポーツセンターなんかでもできる場所がありますし、結構年配の方までやられているんですよ」

意外と身近な場所でもできて、年齢関係なく長く楽しめるとのこと。「なにか新しいこと始めたいな」と思っている方は、ぜひ弓道も検討してみてはいかがでしょうか。
(吉村)
 

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