酢豚×パイナップル、出会ったきっかけは“高級感“?
『CBCラジオ #プラス!』の火曜日を担当している光山雄一朗アナウンサーと山本衿奈はパイナップル入りの酢豚が苦手。独特な甘酸っぱい味わいが好みではないようです。12月2日の放送では、この組み合わせが生まれた理由を知るために、山本が酢豚のパイナップルについて調べました。
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山本が調べたところによると、パイナップルを酢豚に入れるのは、肉を柔らかくするため。
パイナップルに含まれている酵素が肉のタンパク質を分解する働きがあるので、肉が柔らかくなり、またその作用で消化吸収を良くする効果もあるとのこと。
酢豚とパイナップルは理にかなった組み合わせです。
しかしこれは山本に言わせれば、“パイナップル入り酢豚肯定派”の常套句。
山本「『なんで?パイン好きなの?』ていう話をすると『いやいや…』て言ってくるフレーズですけども」
若干棘のある言い方に光山は大笑い。
この毎回のやりとりに少しうんざり気味なのかもしれません。
酢豚パイナップルの始まり
山本が紹介したパイナップルに酢豚を入れる理由は、実は後付けなんだそう。
諸説ありますが、山本が調べたパイナップル酢豚の歴史の始まりは約400年前です。
光山「江戸とかそれぐらいの時代?」
山本「日本ではそれぐらいなんですが、中国、秦の時代まで遡ります」
最初にパイナップルを入れたのは上海。
現地に住んでいた欧米人に、高級感のある料理を提供したいと考え、選ばれたのが当時は希少で値段が高かったパイナップルでした。
様々試した結果、酢豚に入れると甘酸っぱさが増して味に深みが出て、相性が良いと評価。
そこからこの組み合わせが中国で定着し、そこから日本にも伝わりました。“高級感の演出”がパイナップルと酢豚の始まりです。
ちなみに、パイナップル入りの酢豚を作る際、最初ではなく最後に入れた方がいいそうです。
肉のタンパク質を分解するパイナップルの酵素は熱に弱い性質があるので、肉を柔らかくする効果を得たい場合には最後に入れるのがおすすめとのこと。
また、缶詰でなく生のパイナップルを使用した方が効果が期待できます。
食べたくなった…?
歴史や調理法を紹介した山本は、これを通して「否定派も違った見方になるかもしれないし、全否定ではなくなるといい」と期待を込めます。
これに対し光山は「理解を深めるのは大事」と共感しつつ、「高級感があるもので入れたとなると、もう1回食べてみようかなという気持ちにも…3パーセントくらい(笑)」と受け入れる気持ちは芽生えたようです。
さらにパイナップルを入れるタイミングなどについては、料理をする光山にとって料理をしたくなる話だったと高評価。
しかし山本が異議を申し立てます。
山本「なのに3パーセントですか!?低くないですか!?」
光山「…30パーセント!」
果たして否定派の光山と山本が、次にパイナップル入りを食べるのはいつになるでしょうか?
(ランチョンマット先輩)
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