2択外しの達人!CBC友廣南実アナが結婚式で体験した「幸運な失敗」

次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。9月13日の放送では、日常生活で迫られる「2択」をことごとく外してしまう友廣南実アナウンサーが、バス選びの失敗から生まれた幸せエピソードを披露しました。
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世の中には2択を迫られる場面が数多く存在します。友廣が挙げたのは、スーパーでのマヨネーズ購入の判断です。
「家にあったっけ。この前も買ったような気もするけど。いや、切らしてたっけ」
そんな迷いの末に購入して帰宅すると、冷蔵庫にもあり、予備用にも2つあるという事態に。こういった何気ない2択を、友廣はとにかく外してしまうのです。
スーパーのレジの行列選びも同様です。カゴの中身が少ない人の列に並んだはずなのに、レシート用紙の交換で時間がかかり、結局隣のレジの方が早かったという経験も日常茶飯事。
「小さなことかもしれないんですけども、正解が目に見えてわかるからこそ余計に悔しい」
大阪での友人の結婚式
友廣は「人生は2択を選ぶことで前に進むことができている」と思っています。2択を外すたびにものすごく悔しい思いをして、その気持ちを結構引きずってきました。
2択の選択肢が出た瞬間には「うわ、これ外すねんな。いや、どっちかな。めっちゃドキドキしてきた」と思うほど、その瞬間にかけているのです。
そんな友廣ですが、実は2択を外したことで「初めてよかったなと思えた瞬間」がありました。
先日、大阪で友人が結婚式を挙げ、友廣は初めて友だちとして参列しました。緑が深まる夏の季節、ガラス張りの教会のような会場で行われた式は、緑が真っ白のウエディングドレスをよりキラキラと輝かせていました。
「本当に今までで一番綺麗な姿を見せてもらいました」
最近の結婚式はタイパ重視で「タイパ婚」とも呼ばれ、「30分結婚式」なども生まれるほどカツカツで行われることが多いそうです。今回の式も歓談の時間はわずか数分で、友廣は新婦と写真を撮ることも、話すこともできませんでした。
運命のバス選び
結婚式と披露宴に最後まで参加し、新しい家族が生まれる瞬間の幸せをかみしめながらの帰り道。時間は夜の8時を回っていました。
翌日は自転車のロケで朝が早かったため、一刻も早く新大阪から新幹線に乗りたかった友廣の前に、新大阪行きのバスが2台停まっていました。先に満席になった方が出発するというスタイルです。
「さあ、来ました。2択。もうこの時点で私ドキドキしてるんですよ」
無難に、人が多い方、すでにたくさん乗っている方を選んで乗車しました。
「やっぱり…案の定、2択外しましたよ」
乗らなかった方のバスが先に出発。友廣が乗ったバスは予約している人が来ておらず、あと30分かかると告げられてしまったのです。
奇跡の再会が生んだ幸せ
「はぁ…こんな幸せな気持ちになったのに、2択外すか」
その時、なんと新郎新婦が披露宴の姿のまま会場の外に現れたのです。新婦が友廣に気づいて「みぃー!久しぶり」と呼んでくれました。
写真を撮るために出てきたというふたり。人もほとんどいない状況で、友廣は新郎新婦の間に入らせてもらい、「めちゃくちゃいいカメラ」で撮ってもらいました。
その後も20分ほど待ち時間があったため、ふたりとたくさん話をすることができました。
「ものすごく濃密な時間を過ごせました。多分、どの友人よりも私一番喋って写真も撮れたんじゃないかなと思っています」
失敗から生まれた視点
この経験を通して、友廣は初めて「2択を外したからこそ、こうやって出会えた。奇跡だし、嬉しい」と思うことができたのです。
それからというもの、相変わらずレジの列選びの2択は間違えるし、予備のストックは増え続けています。
「けれども、前に比べるとほんの少しだけですけど、悔しいと思う気持ちが減るようになりました」
2択を外し続ける友廣が見つけた、小さな幸せ。失敗と思えることも、実は幸運への扉なのかもしれません。
(minto)
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