大阪・関西万博で展示される「脳オルガノイド」の謎

4月13日の開幕が迫っている大阪・関西万博。様々な情報が解禁されていく中で、東京大学の研究チームがヒトのIPS細胞から作った神経細胞の塊「脳オルガノイド」を6月から展示することになりました。新たな目玉の登場と同時に、混雑の課題も浮き彫りとなっています。4月9日の『CBCラジオ #プラス!』では、永岡歩アナウンサーと三浦優奈がこの話題を取り上げました。
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スイスのパビリオンで見られる脳オルガノイドは、小さな電極の上で18個のノーオルガノイドを連結させて、細胞に計算や情報処理をさせる未来のバイオコンピューターの先端研究。
ひとつが0.3mmから0.4mm程度の塊で、数万個の神経細胞が含まれています。
会場ではこの脳オルガノイドが顕微鏡で観察できるということです。
永岡「なんだっけ?最初に行くチケット」
三浦「開幕券。これは4月26日まで入場できる」
永岡「それだね、4,000円で行ける。あれじゃあ見れないよという話題です(笑)」
三浦「それで行こうと思っていたんですが…(笑)」
開幕券を購入した人はもう一度訪れましょう。
三浦が刺激を受けたこと
脳オルガノイドの展示は、こどもたちが見て科学に興味を持って欲しいという思いから決めたんだとか。
2005年、何度も愛知万博に足を運んだ三浦。永岡に「刺激を受けたことはあった?」と尋ねられました。
当時小学校高学年の三浦が印象に残っているパビリオンはカタール館。ヘナの草木染めの体験をしたそうです。
手などに花の模様を書いたのですが、一週間ほど取れないんだとか。
三浦「母が連絡帳に『すみません、ヘナの草木染めを体験してきたので一週間取れませんが許してください』って書いてたという」
草木染めを体験したことで髪の毛も草木染めしたいと思い、大人になってから草木染めを選択したそうです。
子どもの頃の万博での出会いが刺激となっていました。
脳オルガノイドを見て興味を持ったこどもが将来、科学の進化を助けるかもしれません。
混雑したテストラン。本番はその8倍混む
目玉が増えた大阪・関西万博ですが、同時に入場ゲートの混雑が課題に挙がっています。
予約制を導入することで並ばない万博を目標にしていましたが、テストランの段階で長蛇の列ができました。
1日最大22万人の来場者を見込み、13日開幕日は14万人ほどを予想。
テストランでは1日5万人程度。最大見込みの日はこの混雑したテストランの8倍です。
大阪府の吉村知事はこれを受けて、開場時間の前倒しを要請しました。
実際にアンケート結果でも「入場ゲートの運営が悪かった」といった回答が4割を超え、パビリオンの運営についても56%が「悪かった」と回答しています。
目玉が増えれば来場者も増える。
効果的な混雑解消案は果たして生まれるのでしょうか?
(ランチョンマット先輩)
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