"声パス"で予選突破?「トーク甲子園2024」準優勝かいが語る理想のラジオ

CBCラジオ『たっちゃん部』は、愛知・岐阜・三重の3県の高校生たちによるラジオ番組コンテスト『トーク甲子園2024』の優勝者にして現役高校2年生のたっちゃんが、「たっちゃん部」部長として自由気ままに活動する放課後青春バラエティ番組です。3月11日の放送には、同コンテストの準優勝者・かいさんが登場。自信のある「声」を武器にしたラジオ観や、理想の番組作りについて熱く語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く恒例の調味料話
先週登場した仮根さんにも調味料について尋ねていたたっちゃん。
今回もその質問からスタートです。
かいさんの回答は「まあ、醤油かな」。
「日本人の魂に刻み込まれた調味料」とたっちゃんが返すと、「料理のさしすせその“せ”ですね」と、かいさん。
調味料の話は短く終わり、次の話題へと移っていきました。
自分の良さは「声」そのもの
続いての質問は「あなたの良さはなんだと思いますか」。
かいさんは「自己PRでも自分で言うのかっていう話でもあるかも」と言いつつ、「自分の魅力は本当に声だと思ってる」と答えました。
「今回のトーク甲子園でも、予選突破に関しては、正直声だけで行ったのではないか(笑)。もう声パスなんじゃないかっていうぐらい、自分の声には自信があるというか、自分の声が好き」なのだそう。
イヤホンで自分の声とかいさんの声を聴いているたっちゃんも「すごく聞き心地良くて、いい声だな」と共感しました。
生活に寄り添うラジオという理想像
かいさんは自分が求めるラジオ像について「生活の中に溶け込んでくるようなBGMというか、すっと耳に入ってきて、ふとした時に耳を傾けてトークを楽しむぐらいの緩い感じで聞けるラジオ」と説明しました。
「トークの内容が見られなかったとしても、声が良ければ声はずっと音として入ってきている。自分の声が好きで、自分の声に自信があるというのは活かせるんじゃないかと思って。なかなかいい番組は作れているのではないかと」と、かいさんはラジオにおける声の重要性を強調します。
たっちゃんは「ラジオをお笑いとか情報とかを取りに行くぞっていう気持ちで聴くことが多かった」と自分との違いを感じつつ、「そういう捉え方でやるのもありだな」と新たな気づきを得ていました。
異なる収録スタイル
『トーク甲子園2024』での番組制作の裏側についても話題は及びます。
予選は自身で録音した番組を各自YouTubeで公開していましたが、準決勝戦からはCBCのスタジオでディレクター立会いのもと収録しました。
準決勝戦は録り直しも編集も可能で、決勝戦はやり直しなしのファーストテイクのみの対決でした。
かいさんは「一発撮りならではの“生”感がラジオの魅力」と考え、すべて一度の収録で済ませていたそうです。
一方、たっちゃんは予選の時から編集派。3回、4回録ったものを音楽制作用のソフトに取り込み、ボーカルの要領で編集するという独自の手法を明かしました。
「すごいな、それはそれで。おもしろいな」と、かいさんも感心した様子でした。
通学路のカラオケ誘惑
かいさんは音楽を聴くのも歌うのも好き。
「通学路にカラオケがあって。もうすごいあくどい商売だなって思うんですけど、学校帰りの高校生を捕まえて、もうカラオケ代をむしり取るという卑しい施設がある(笑)」
続けて「まんまと罠に引っかかって、テスト終わりの週末はカラオケ直行」と音楽愛を語りました。
たっちゃんらしいオリジナルBGM
年明けのオンエアから『たっちゃん部』のオープニングとエンディングが変わったことに触れ、「オリジナルBGMと聞いて驚愕しました」と話すかいさん。
たっちゃんに「作曲」について聞いてみたかったそうです。
「番組が始まった時から、テーマソングやBGMをやりたいなと思っていた」というたっちゃんは、冬休みに作曲して番組に取り入れたことを説明します。
「最近、どんどん音楽の知識を入れ始めて、めちゃくちゃ楽しくなっている」と語るたっちゃん。
「もっとこうできたな」と反省点もありつつも、「番組の手探り感と手作り感のあるBGMがマッチしていて、大切にしたい音源になっている」と愛着を語りました。
かいさんも「たっちゃん部が持つ緩さと奇抜さと、たっちゃんらしさを前面に出してくれるような、素敵なBGM」と称賛しました。
対話の楽しさを再確認
番組の終盤、「ずっとひとり喋りだったので、ふたり喋りっていうのはすごい新鮮で、なかなか面白かった」というかいさん。
たっちゃんも「聞いてくれる人がいるっていうか、話し相手がいることはすごい」と共感し、「僕も楽しくて、喋りやすくなったりもある」と続けました。
次回の放送では前回ゲストの仮根さんも加わり、3人でのトークが行なわれる予定です。
(minto)
番組紹介

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