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億劫な雛人形の片づけ、どのタイミングがベスト?

億劫な雛人形の片づけ、どのタイミングがベスト?

3月4日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、雛祭りを終えた後の片付けに頭を悩ませるリスナーからの投稿が多く寄せられました。「雛人形は早く片付けないと娘が嫁に行くのが遅くなる」との言い伝えもありますが、忙しい日々の中ではなかなかすぐに取り掛かれないもの。つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーからの投稿を交えながら、いつ片付けるのが良いかを考えています。

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雨の日は避けて

この日の天気は全国的に下り坂でした。

「週末はあんなに暖かくて春到来といった感じだったのに、今日も明日も雨みたいです。ということは、お雛様の片付けは延長です。
毎年3月4日にお嫁に行き遅れないように片付ける雛人形ですが、晴れた日にやりたいのでコンディションの良い日に改めたいと思います」(Aさん)

小高「雛人形を片付けるタイミングって、なるべく早くっていうのがひとつと、あとは湿気をこもらせちゃいけないから、晴れてる時がいいんですよね」

雛人形は湿気に弱いため、天気が良く空気が乾いた日に片付けると綺麗な状態を保つことができるとか。しまう場所も、湿気の多い場所は避けて保管しておくのが良いそうです。

気が重い片付け

「雨が降っていて寒いですが、ラジオを聴きながら雛人形を片付けます。自分に言い聞かせて、気持ちを鼓舞しています」(Bさん)

つボイ「鼓舞ということは、片付けるの面倒くさいな、やりたくないなという気持ちとの闘いなわけですね」

小高「だって大変だもん。結構細かいグッズがいろいろあって気を使うしさ」

雛人形はデリケートなつくりをしているので、箱にしまう時も丁寧に取り扱う必要があります。さらに小物や装飾も多いので、7段飾りの立派なものともなればとても骨の折れる作業になってきます。

つボイ「Aさんのように今日は片付けずに置いておく、というのもひとつの手じゃないですか?決して無精でやらないのではなく」

晴れた日の方が片付けに向いているという正当な理由があるので、先延ばしにしても後ろめたいことはありません。

言い伝えの真偽

すでに片付けを終えたというリスナーからの投稿です。

「毎回毎回しんどいことではありますが、お雛様をしまいました。いつも雛祭りの翌日早朝にやります。うちの子は別に早くお嫁に行きませんでしたので、お雛様に関する言い伝えはデマだと思います」(Cさん)

毎年必ず3月4日の早朝という、かなり早いタイミングで片づけをしていたというCさん。「早く片付けないとお嫁に行くのが遅くなる」説は、しょせん迷信なのかもしれません。

小高「でも毎年早くに片付けて偉いね」

雛人形は厄を引き受ける役割があるため、災いを遠ざけるという意味合いで早く片付けた方が良いとされていたり、あるいは行事が終わったら適宜きちんと片付ける、というしつけ的な意味もあるようです。

海外に倣って

小高「でもほら、旧暦で4月までやるところもあるし」

旧暦では雛祭りは4月3日であり、それに倣って4月まで飾っておく家庭もあるようです。長野県や埼玉県の一部では、現在も旧暦の4月3日に合わせてお祝いをしている地域もあるのだとか。

つボイ「それにこの頃クリスマスツリーなんかも、長い期間飾ってるところありますよね」

小高「ヨーロッパはもともと、年明けまでそのままずっと飾ってますからね。だからその風習に合わせてもいいんじゃないでしょうか(笑)」

ヨーロッパへ旅行に行った時に、春先になって枯れ果ててもなお飾られているクリスマスツリーを見たことがあるという小高。雛人形も同様に、慌てて片付けなくてもいいのではと提案します。

せっかく飾った綺麗な雛人形を、長く楽しむためにあえて片付けないのもアリかもしれません。
(吉村)
 

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