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なぜ?公衆浴場の湯船に浮かぶボンタンを食べた男

なぜ?公衆浴場の湯船に浮かぶボンタンを食べた男

鹿児島読売テレビなどの報道によれば、2月7日、鹿児島県内の公衆浴場で湯船に浮かぶボンタンを高齢男性が食べてしまう事件が発生しました。従業員が発見した際には男性は「食べたかったから食べた」と話していたそうです。2月20日放送の『戸井康成の木曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこのニュースについて語り合います。

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食べたかったから食べた

2月6日は「風呂の日」。今年は全国およそ300の公衆浴場で「ボンタン湯」が行われたそうです。
7日からボンタン湯を始めた鹿児島市の公衆浴場中山温泉では、営業開始から間もなく事件が発生しました。

今回ボンタンを食べてしまったのは80歳ぐらいの高齢の男性。
なんと昨年も湯船に浮かんだボンタンを食べていたそうです。

戸井「同じ人が二度食べたってことですね。2年続けてね」

小林「反省してないですね」

ボンタンはブンタン(文旦)やザボンの別名でも知られる大型の柑橘類で、鹿児島県では特産品。ソフトボールよりも大きく、ハンドボールくらいの大きさです。

衛生観念とモラルの低さに驚愕

公衆のモラルが問われますが、それ以前に男性の衛生観念を疑う小林。

戸井「湯船に浮かんでいるボンタンを食べる?」

小林「いやですよね、普通は…」

浴場の湯船に浮かべてあるものを平然と食べる感覚に衝撃を受けたふたり。
地元関係者は「器物破損ではなく、営業妨害以上の窃盗になる」と話しているそう。

しかも2年続けて同じ犯行をした男性。
その上従業員と「食べていいと張り紙はない」「食べたらダメと張り紙もない」との言い合いもあったようで、傍若無人そのものでした。

小林「出禁でよかったのに」

戸井「出禁にすべきやと思うけど。優しい人たちだったんやな」

さらに盗難被害まで

施設は警察に通報し、一件落着かと思いきや、トラブルはこれだけに留まりませんでした。
その夜、浮かべていたはずの20個のボンタンが跡形もなく消えてしまったのです。

小林「盗まれたってこと?」

とはいえ、重さは1キロ以上あるだけに、19個のボンタンを単独で持ち帰るのは無理がありそうです。

戸井「他の誰かが持ち帰ったんじゃないか?一人やったら(他の人も)やり出す。人間の心理でね」

結局、男湯のボンタンがすべて盗まれたため、残り2日のイベントは女湯だけで行われたそうです。

小林「盗んだり、食べたいって思う人がいるんだったらさ…受付で売ればいいんじゃない?」

いろいろな抑止策を考える二人でしたが、たどり着いた結論はひとつでした。

戸井「銭湯に行く人たちの考え次第。その人たちが『持って行かない』と心に決めて入れば」

小林「そりゃそうですよ。当たり前のことが出来る人が入ればいい」

公衆浴場組合では2026年以降、ボンタン農家の協力ももらいつつ、注意を呼び掛けるポスターの作成を検討しているとのこと。
来年は果たしてどうなるか、気がかりな戸井でした。
(nachtm)
 

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