TBS系朝の情報番組『THE TIME，』の中継コーナーに、CBCテレビの若狭敬一アナウンサーが登場。愛知県刈谷市からアーティスティックな折り紙部を紹介しました。

　今日もしゃべる気満々の若狭アナ、刈谷東高校の図書館を訪れます。待っていたのは同校「折り紙部」の皆さん。2008年創部で現在部員数は28名。

これまで1200点以上の作品を制作し、毎年10月に行われる展示会には4000人が集まったこともある、愛知が誇る凄腕アート集団です。

　部長の杉山洋祐さんと副部長の北川絢音さんに、これまで作った代表作を紹介してもらいました。

まずは、折り紙約5万枚を使用した「五重塔」。屋根の部分をよく見ると、瓦一つ一つが折り紙の「鶴」で作られています。こちらは全国大会に愛知代表として出品された大作です。

作品の細部を伝えるべく、若狭アナが小型カメラを取り出しますが、なぜかカメラのレンズ部分には中日ドラゴンズの帽子をかぶった若狭アナのお面が付いています。

誰にも突っ込まれないまま五重塔にズームイン。

一階部分を拡大すると、中には折り紙で精巧につくられた大仏が見えました。

他にもたくさんの作品があり、折り紙の「バラ」で作られた「エッフェル塔」や、

銀色に輝く「凱旋門」、

真っ赤な折り紙で作られた「首里城」など、どれも見事。

アニメ映画『となりのトトロ』のキャラクター「トトロ」の生き生きとした造形には、スタジオから驚きの声が上がります。

北川さんは「動物の毛並みを再現する“ケマケマ”という（折り紙でできた）パーツを1万個使用しています」と説明。

ここで、このパーツをケマケマと名付けた折り紙部顧問の林田嘉乃先生が、やはりケマケマをふんだんに使ったかわいいキツネを小脇に抱えて登場。「私が勝手にケマケマと命名しました」と笑顔の林田先生は個性豊かなお人柄。若狭アナが「捕まえた時はどんな鳴き声ですか？」と質問すると「コ～ン！」と鳴き真似で返してくれます。

最後に紹介されたのが、現在、折り紙部が作っている葛飾北斎の「海上の不二」。かなりの大作です。杉山さんは「全て鶴で作っています。制作時には一人一人が役割分担して、みんなで作っています」と説明。鶴を折る人、のりを付ける人、貼り付ける人、誰が欠けても完成できない努力と本気の結晶です。

スタジオから「折り紙部の部員に一番必要なものは？」と問われた杉山さんは「折り紙自体を好きということが一番大事だと思います」と回答。さらにスタジオからの「先生のキャラが強いですね！」の声に、若狭アナはすかさず「先生の人柄に皆さんがついてくるということです。先生のキャラの濃さ、折り紙付きです！」と返します。今回もおしゃべりメガネの面目躍如の中継となりました。

（4月4日（月）放送TBS系『THE TIME,』より）