“高校生狂言師”がいる『名古屋高校』演劇部 マヂラブ、後輩部員が“0”の危機を救え!
マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校に行き、今どきの学校生活を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、名古屋市東区にある『名古屋高校』です。先生から「演劇部には、全国でも珍しい“高校生狂言師”がいます。しかし、後輩がいないため、このままだと部で狂言をするのは今年限りかも。少しでも狂言の魅力を広めたいので協力してほしい」といったお願いが届き、おじゃましました!
「そろり、そろり…」の疑問も解決! 狂言とは?
コント、ミュージカル、映画製作など、様々な挑戦をしている『名古屋高校 演劇部』。5年前から伝統文化の継承のため、“狂言”も加わりました。現在、部員の中で狂言を学んでいるのは、3年生の部長山口くんと松村くん。二人が卒業すると、このままでは部での狂言が存続できない状況なのです。
“狂言”とは、日本の伝統芸能でセリフが中心の喜劇。いわゆる現代の“コント”にあたり、発声が独特で抑揚があるのがポイント。また、基本ポーズの手の添え方や、すり足で歩くのも特徴です。マヂラブの「そろり、そろり…。本当に言うの?」という疑問も、本当であることを教わりました。
部員の狂言を見て「現代のコントに通ずる」とマヂラブ実感
狂言ならではの「動物の鳴き声」もクイズ形式で教わりました。狂言では犬の鳴き声は「びょうびょう」と表現します。指導しているプロの狂言師の先生にマヂラブが実演をおねだりすると、犬が駆け寄る姿をまじえ、本番さながらに演じてくださいました。
高校生狂言師の二人は“盆山(ぼんさん)”という演目を披露してくれました。登場人物は、家主と盗人。物陰に隠れた盗人を家主が「あれは犬じゃ」と言えば盗人が「びょうびょう……」と鳴き、次に「あれは猿じゃ」と言えば「きゃあきゃあ……」と鳴くという、家主が盗人をからかう話です。マヂラブの二人は「現代のコントに通ずるものがある」と約10分の熱演を楽しみました。
M-1王者マヂラブがアレンジ! 現代版盆山の出来栄えは?
ここからは、狂言を学んでくれる後輩探し!部長は「2人入ってくれたら嬉しい」と控えめですが、マヂラブは力が入ります。演目“盆山”をマヂラブがアレンジ!集まった生徒の前で高校生狂言師と一緒に演じ、入部者を募ります。 夏休みのこの日、補習や部活動に来ている生徒が20名ほど練習場に集まってくれました。村上が「狂言に興味のある人は?」と聞くと、誰の手も挙がりません。この状況で入部希望者は現れるのか? 高校生狂言師&マヂラブの狂言、開幕です! マヂラブが考えたアレンジは、動物の鳴き声の部分が「あれは小島よしおじゃ」「おっぱっぴー」などとなっていて、生徒たちの笑いを誘いました。
部長と松村くんも「おもしろかったです」と、“現代版盆山”ともいえる狂言を演じ切りました。そして、生徒たちに入部の挙手を求めると、3人の希望者が!「ゆっくりしゃべるのが独特でおもしろい」「見ていて楽しいし、自分も楽しませたいと思った」といった理由が聞かれました。狂言を見て、体験したマヂラブは「結構、衝撃でした!」「高校生でおもしろいと気づいて、やってみるってすごい」と、今回の訪問を締めました。
(CBCテレビ「チャント!」8月13日(火)放送より)