高齢化社会の救世主か!? マヂラブ、介護業界を託せる高校生たちに出会う!愛知県江南市『古知野高校』福祉科
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。
今回は、愛知県江南市にある『愛知県立古知野(こちの)高校』の『福祉科』です。介護業界の技術も進化している!…とのことで、マヂラブが向かいました。
実習室におじゃますると、「キャ~! キャ~!」と大歓迎を受けた二人。福祉科の2年生の皆さんが交代しながら、互いに介護実習を積んでいました。高齢化社会といわれて久しい日本。これからの福祉を支えるのは、このような若い世代です。国家資格である介護福祉士の合格率を尋ねると、全国的には70%くらいだそうですが、この高校では3年連続100%の合格率なのだとか。
また、実習室には最新の設備も揃っていて、例えば、電動の介護マシンの“介護リフト”を使って、ベッドから車イスに移動する介助の実習もします。体重110キロの村上が、介護を受ける側を申し出て、“介護リフト”を体験。120キロまでOKというこの機械を使って、ベッドから体が持ち上がった村上が、無事に車イスに移ることができました。
人力では困難なことができ、介護従事者の体力面の負担も軽減できる機械ですが、まだ多くの施設で普及しているわけではないため、生徒たちは学校で学んで「いろんな現場に広めたい」と普及に努める思いも語ってくれました。実際に老人ホームや障害者福祉施設などに伺い、3年間で52日の現場実習も経験。この学校では、これまでに800人以上の介護福祉士を輩出しています。
介護の仕事について、皆さんにやりがいや魅力を聞くと、「人の役に立ち、社会に貢献できるところ」という生徒や、実習先に行った時に施設の利用者から「ありがとう」「助かった」といった言葉をもらい、励みになっている生徒も。また、大変な面は「一人一人に合わせて接しなければいけないところ」と、実感した生徒もいました。
さらに、この高校に入学し、介護福祉士を志す理由を聞くと、コロナ禍に入院中だった祖父に何もしてあげられなかったことが悔しくて介護の道を目指した生徒や、「将来の家族のためです」とキッパリ言い、「高価な店に連れてってあげたりとか、高価な物を買ってあげるのも大事な親孝行だと思うんですけど、最終的に一番大事だと思うことはそばで支えてあげること」と強い意志で語った生徒もいました。野田も「それはお金じゃ解決できないもんな」と共感したよう。
この他、“福祉ボランティア部”にも所属している生徒は、外国籍の子どもたちに勉強を教えたり、遊び相手になったりしている中で、「福祉は高齢者や障害者だけでなく、あらゆる人の生活に関係しているということを学んだ」と言います。また、締めの質問の介護業界への思いを語った生徒は、「“きつい”“大変そう”というイメージがあるが、実際、現場で実習を行ってみると、“発見”や“気づき”が多い。そのやりがいの部分がもっと広まってほしい」と言い、さらに「“医療ドラマ”はよく見るけど、“介護ドラマ”を見たことがない。ドラマで魅力を…」と新たな気づきの発言に、どこか納得した様子のマヂラブでした。