「ドラゴンズのために・・・」 大島洋平が積極的に後輩を指導する理由と福留孝介の存在
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を見られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
5月2日の放送で共有したいトピックスは、竜不動のリードオフマンこと大島洋平選手の単独インタビュー。開幕から不振に喘いでいたドラゴンズ打線において唯一好調をキープしている35歳のベテランが考えるチームの打撃復調に“必要なこと”とは。そして、大島選手がチームのために行なっている献身的行動の意図と背景も語られた。
大島が考える得点力不足解消法
今季の大島選手は開幕から10試合連続安打を記録するなど打率、安打数ともにチームトップ。大島選手がリードオフマンの仕事をきっちりとはたしているのだが、チームの1試合平均得点は「2.87」と12球団ワースト。深刻な得点力不足の改善策について大島選手は私見を述べた。
大島:(点を取ることは)バッターの永遠の課題だと思いますし、全員で乗り越えていかないといけないと思っているので。1個1個失敗して、成功してということの繰り返しじゃないかと思います。1回でも多く塁に出ることとか、チャンスで回ってきたらランナーを返す。それを1人1人がやっていけば、次第に(打線が)つながってくるのではないかと思います
後輩根尾のために動画チェック
今年の大島選手の特徴として若手選手に積極的に指導をする姿が見られた。自主トレを一緒に行なった根尾昂選手もその一人。根尾選手とは二軍と一軍でキャンプ地が違ったのだが、後輩の動画をチェックして助言を送っていたというのは驚きである。
大島選手:昂(根尾選手)の場合は動画を見たりしてアドバイスをしました。自主トレの間にはタイミングまで教えられず、まずはスイングの形から入ったので、やっとそれが出来始めたかなというくらい。まだまだですけど、今いい経験をしているのではないかと思います。速いストレートをしっかり仕留め切れていないので、そこをしっかり仕留められるようになってほしいですね。(根尾選手)本人は「首位打者取りたいです」と言っていたので、福留さんみたいに長打も打率も残せるバッターになってくれたらいいなと思います
大島が積極的に後輩を指導する理由
大島選手が後輩を積極的に指導するようになったのは、大先輩の影響を受けたからであった。今季から復帰を果たした球界最年長・福留孝介選手は、これまでに培った豊富な経験を惜しみなく伝えている。その姿勢が大島選手に刺激を与えたのだという。
大島選手:困った時はみんなが(福留選手に)相談できる、頼りになる存在ですね。(自分が)こういう感覚でやっていたものを、福留さんだったらどう考えてやるのかなというのを聞きました。福留さんと(考え方が)同じ時もあれば違うときもあったので、自分がもしそういう場面になったら、福留さんの意見も試してみようかなと思いました
竜の絶対的リードオフマンは優勝の牽引役も担う覚悟
先輩から教わり、後輩に教える―。そうすることでチームの“底上げ”になると考えての行動だったのである。35歳になっても成長を追い求める大島選手はこれからの目標についても語った。
大島選手:200安打とか3年連続最多安打とか首位打者とか、最終的には取れたらいいなと思いますけど、まずは(安打を)1日1本、2本打つことを目標に。なかなかチームが良い状態ではないですけど、なんとか自分が引っ張っていってチームが優勝できるように頑張りたいと思います
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。「大島選手には首位打者の称号を!!」
今週のサンドラを観た感想・・・。大島選手の滲み出る人柄の良さには前々から気づいていたのですが、まさか根尾選手のためにわざわざ動画を確認してアドバイスを送っていた事実には驚かされました。これだけ面倒見の良い大島選手はきっと後輩からの人望は厚いのでしょう。そんな大島選手には是非とも、念願の(勝手に)首位打者のタイトルを獲得していただきたい。そのためにはスタジオ解説・岩瀬仁紀さんが『大島選手に期待すること』として挙げた『出塁率4割を目指してほしい』がカギとなりそう・・・。
岩瀬氏:大島選手は打率はいいんですけど、出塁率がもうひとつ上がっていないので。1番打者としてはもう少しフォアボールを取ってほしいかなと。そうすれば打率はもっと上がると思います
ちなみに5月1日終了時点の大島選手の出塁率は3割8分1厘、8四球。たしかに四球は少ない気はするものの、出塁率4割はそれほど遠い数字ではないので、岩瀬さんの期待をクリアしてセ・リーグのトップに! ところで、イチファンとして少し心配なのは最近スタメンを外れる試合があること。大事をとってのことであれば良いのですが・・・。大島選手は優勝には絶対欠かせない存在ですから!!
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年のアラフォー竜党親父)