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自粛期間は『パプリカ』をリモート合奏!卒業までに演奏会を…強豪高校の挑戦“吹奏楽×社会的距離”

自粛期間は『パプリカ』をリモート合奏!卒業までに演奏会を…強豪高校の挑戦“吹奏楽×社会的距離”

 ラグビーワールドカップ日本代表・姫野選手の母校、愛知県春日井市にある中部大学春日丘高等学校。全国大会に出場する部活動も多く、文武両道の高校です。

 この学校に向かったのは、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さん。

パンサー向井さん:
「3か月ぶりにロケできることになりました。ありがとうございます!今回、吹奏楽部から思いあふれるメールをいただき、そこらへんの気持ちも聞きに行きたいと思います」

 春日丘高校の吹奏楽部は“ハルスイ”の名で知られ、去年まで6年連続東海大会に出場する強豪。今、一体どんなコロナ対策をしているのでしょうか。

部長の森さん:
「全員で集まって演奏をすることはできないので、なるべく外でパートごとに分かれて、2.5メートル以上距離をとって演奏するか、個人練習をしています」

パンサー向井さん:
「飛沫とかを防ぐために、楽器(トランペットのベル部分等)に布も貼ってるんだね」

 音楽室ではなく、外に集まっていた皆さん。距離感を意識し、駐輪場を使用したり、室内でも換気を徹底したりして練習を行っているんです。

 そんな吹奏楽部、実は新型コロナの影響で夏の大会が中止に。特に3年生のショックは大きかったそうで…。

部長の森さん(3年):
「もう何も考えられなくて、一番身近な目標が無くなってしまったので、ただひたすら泣くしかなくて…(笑)」

篠田くん(3年):
「僕たち最後の夏で、1年生・2年生と積み上げたものを出す機会が失われて、とても悲しい気持ちです。どうしたらいいのか分からないです」

近藤さん(3年):
「運動部の方はかわりの大会などが用意されていて、何とか吹奏楽にもそういう大会を用意してもらえたらなと思っています」

 3年生の卒業までに演奏会が開けることを信じ、自宅で自主練習に励んでいた部員達。

そんな中、『パプリカ』を総勢35人でリモート合奏した動画がネット上で話題に。ステイホームならではの演奏を披露してくれたんです。

 そんな部員たちの吹奏楽部に入ったきっかけは様々で…。

工藤さん:
「説明会の時に吹奏楽部の演奏を聴いて、泣けるくらい感動して入部しました」

野田くん:
「吹奏楽部の先輩に部室に連れてこられて、勧誘に負けて(笑)結構グイグイ系で」

多田くん:
「先輩方の勧誘がすごく熱烈で、じゃあ行ってみるか…ってなったら、もう入ってました。実は流行の曲とか何も知らなかったんですけど、入部して知って、それで友達が増えました」

 また、部員の中には、大の“向井さんファン”がいるようで…。

パンサー向井さん:
「向井に会えると聞き、涙したという子がいるらしいですね(笑)柵木さんと、仲根さん?」

柵木さん:
「芸人さんで1番です。ネタ番組を見た時にめっちゃ全力でやってて、そこがいいなって思いました」

パンサー向井さん:
「EXITとかよりも上ってことでしょ!?」

仲根さん:
「No.1です。ホントにEXITさんより、向井さんが好きなんです!目の優しい感じと声がすごく好きなんです」

パンサー向井さん:
「めちゃくちゃ好きじゃん(照)うれしいね~。ソーシャルディスタンスなかったら抱きしめてあげたい(笑)」

 久々にロケができた喜びと、大ファンがいた嬉しさですっかりハイテンション。そんな向井さんの前で、部員の皆さんはコロナ対策をとったフォーメーションで生演奏を披露。

 メンバー同士の間隔はしっかりと縦横2.5メートル以上、風通しの良い屋外で『銀河鉄道999』を演奏してくれました。

 新型コロナの影響で目標を失った部員たちによる渾身の演奏…。その完成度の高さからは、再びステージに立てることを願い、練習に励んでいる日々が目に浮かぶようでした。

パンサー向井さん:
「かっこいいねぇ!これを見て、『吹奏楽かっこいいな』って思ってこの部活に入る理由が分かりましたね」

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