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加藤愛アナが三重県津市の『平治煎餅』を調査! 歌舞伎にもなっている伝説がルーツの愛されお菓子

加藤愛アナが三重県津市の『平治煎餅』を調査! 歌舞伎にもなっている伝説がルーツの愛されお菓子
CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されフード

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『三重県津市』の『平治煎餅(へいじせんべい)』です。

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【動画はコチラ】ほぼ三重・津市だけ愛されフード『平治煎餅』をいただきます!【チャント!】

鶏卵・小麦粉・砂糖…創業から変わらぬ材料の煎餅

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聞き込みをすると、ある伝説がキーワードとなっていました。『平治煎餅』は、津市に伝わる“阿漕平治(あこぎへいじ)”という人の物語に由来するらしく、笠の形をした甘い煎餅だとか。

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店名が商品名と同じ『平治煎餅 本店』を訪れました。いただいた『平治煎餅』は、笠の形のたまご煎餅のような生地で、食べると「サクサク…」と音がして、「甘くて香ばしいですね。懐かしい感じもする」と加藤アナ。この煎餅の誕生は110年前。1913年(大正2年)の創業当時からの看板商品で、今も鶏卵・小麦粉・砂糖というシンプルな材料は変わらぬままです。

孝行息子“阿漕平治”の物語とは?

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商品名の“平治”と形の“笠”の由来を現店主の4代目に尋ねると、「津市に伝わる親孝行息子の阿漕平治さんという人の物語がある」とのこと。それは、“阿漕浦(あこぎうら)”という海岸辺りに、むかしむかし住んでいた漁師の“平治”の話です。共に仲良く暮らす母が、ある日、病に倒れてしまいます。禁漁区であった阿漕浦でとれる“ヤガラ”という魚がその病に効くと知った平治は、母のため夜に漁を続けます。しかし、ある日のこと、平治が忘れていった笠が証拠となり捕らえられてしまい、海に沈められたという悲しい物語です。江戸時代の中期以降には文楽や歌舞伎で上演される物語にもなり、広く知れ渡ったとか。孝行息子・平治の話は人気があり、平治にちなんだ置物や菓子などが土産として販売されていたそう。この店の初代もそのブームに乗り、“笠”の形の煎餅を考案したのです。

代々受け継ぐ“笠型”を活かし生まれる商品

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ところで、町で聞き込みの際に聞いた「かぶれるくらい大きい物もある」という情報を確かめると、『平治煎餅』には小・中・大と大きさが3つあって、“大”は加藤アナの頭を覆うほどの大きさ。こういった遊び心も長く愛される所以です。 また、母の日が近づくと、母思いの平治にちなんだ詰め合わせのセットもよく売れるのだとか。

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さらに、4代目が5年前に考案し、人気を呼んでいるのが、チョコレートを染み込ませた『平治煎餅ショコラ』。加藤アナが食べてみると、サクサク感がより増して「ザクザクな感じ」と味わいました。

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初代から受け継ぐ“笠型”を活かしながら、新たな商品を生み出していく…。その理由を4代目は、「平治さんの話を津の人間として周りに伝えていければと思っていて、そのお手伝いがお菓子を通じてできれば」と、色々な味を作り、色々な人に食べていただけるよう努めているそうです。

(CBCテレビ「チャント!」2月8日(木)放送より)

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