その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている！　その町で生まれ、根づく愛されフード。ＣＢＣの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知県春日井市』の『特製チャーハンふわとろ玉子のせ』です。

「すごい玉子の存在感！」お客さんの８割がオーダー　

長い名前の今回の愛されフード。『特製チャーハンふわとろ玉子のせ』と聞いて、地元の皆さんが分かるのか？調査開始です。すると、「圓家(えんや)ですかね」と早速、店名が判明！　長崎ちゃんぽんの店ですがチャーハンが有名だそうで、『特製チャーハンふわとろ玉子のせ』は“焼き肉がのっているチャーハン”にさらに“ふわとろ玉子”。ほとんどのお客さんがこのトッピングをするそう。

『長崎ちゃんぽん 圓家 高山本店』は、創業５５年の人気店で、看板商品は長崎名物の“ちゃんぽん”と、香ばしい揚げ麺の“皿うどん”。そして、ダントツ人気の『特製チャーハンふわとろ玉子のせ』の登場に、「すごい玉子の存在感！」と驚きの加藤アナ。お客さんのおよそ８割がこのチャーハンを注文するそうです。

この店のスタンダードは“肉のせチャーハン”　

弾力を感じながらふわとろ玉子を開くと、タップリの肉を発見！　タマネギとニラが入った焼き肉です。しっかりと味がついているチャーハンと肉に玉子が絡まることによって、絶妙なバランスになります。因みに、この店のチャーハンは、焼き肉がのった状態がスタンダードで、一般的なチャーハンを注文する場合には「肉なし」と言わないと出てこないとか。

味の決め手は、長崎出身の初代が考えた少し甘めの長崎チョーコー醬油をベースに作った自家製ダレ。強火でパラパラに炒めたチャーハンに加えて、米一粒一粒に味を行きわたらせます。別で炒める豚肉と野菜にも投入してしっかり味を馴染ませたところで、この焼き肉をチャーハンの上にドン！「最初の頃は邪道とか言われましたけど、うちは肉がのった状態が正道」と２代目は語ります。

“肉のせチャーハン”＋“ふわとろ玉子”で人気爆発！　

このチャーハンに『ふわとろ玉子』のトッピングが誕生したのは２０年以上前。テレビ局の取材がきっかけで、何かおもしろい玉子料理がないかと言われた初代が、ふわとろの玉子をのせたところ人気爆発！　以来、ほとんどのお客さんが追加でトッピングするようになったそうです。

幼い頃から店を手伝い、父の背中を見て育ち、同じ料理の道に進んだ２代目。「父の味を愛し、食べにきてくれるお客さんがいる限りこの味を守り続けたい」と話します。みんなが大好きなものが全部のった『特製チャーハンふわとろ玉子のせ』。食べた人を笑顔にする春日井市の愛されフードでした。

（ＣＢＣテレビ「チャント！」１１月２３日(木)放送より）