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第337回(12/16) 肝臓をいたわるお酒の飲み方

ゲンキスチューデント:滝裕可里
ゲンキリサーチャー:X−GUN
ドクター:西﨑奏弘

今年もやってきた、忘年会シーズン。しかし、ハメをはずして飲み過ぎてしまうと肝臓へのダメージが蓄積されるだけでなく様々ながんを発症させるリスクが高まると言われています。そこで今回は、健康のプロ・医師たちが実践する肝臓をいたわるお酒の飲み方を教わります。

二日酔い・悪酔いを防ぐ!肝臓をいたわる食べ物

・サラダの食物繊維で悪酔いを防ぐ
野菜に多い食物繊維は、胃の中に長く留まるため、アルコールの吸収を緩やかにし、結果、悪酔いを防いだりする働きがあります。また、自宅で食べる時には、「ブロッコリースプラウト」がオススメ。強い抗酸化作用で肝臓の防御機能を高める効果があり、他の生野菜と一緒に食べれば、食物繊維も同時に摂れて、悪酔い・二日酔い予防に効果的です。

・お刺身を食べるなら、マグロとタコがオススメ
マグロの脂に含まれるEPAとDHAには、肝臓の働きを活発にする働きがあります。一方、タコには「タウリン」というアミノ酸が含まれていて、肝臓を守る胆汁を出しやすくし、肝臓を保護します。同時に摂れば、肝臓の働きを良くするだけでなく、保護もしてくれます。

・二日酔い予防に、飲み前に飲む「ウルソ」
正式名は「ウルソデオキシコール酸」。クマの胆のうから発見された胆汁酸で、肝臓に作用して胆汁の流れを良くしたり、肝臓の機能を高めたりする効果が期待できます。元々は処方薬でしたが、現在は錠剤や飲料としても市販されています。

・「油」が悪酔いや二日酔いを防ぐ
油ものは、食物繊維と同じように消化に時間がかかり、胃に長く滞在します。そのため、アルコールの吸収を防げます。しかし、カロリーを考えると、食べ過ぎは禁物。揚げ物でも、エビの素揚げなどカロリーの低いものを選ぶようにしましょう。また、揚げ物が苦手な方は、マグロのカルパッチョがオススメ。オリーブオイルで油を摂り、マグロの脂に含まれるEPAやDHAで相乗効果が期待できます。

・ノンアルビールで二日酔い予防
アルコールを飲むと、どうしても飲んだ分以上の尿が出てしまいますが、ノンアルコールビールなら、飲んでいる気分のまま水分補給ができます。脱水や二日酔い予防につながります。

・しめを食べるなら「蕎麦」がオススメ
お茶漬けは、糖質が高く血糖値を上昇させます。できれば、しめは我慢するのがベストですが、どうしても食べたいならオススメは蕎麦。ルチというポリフェノールの抗酸化作用で、肝臓の機能を助ける働きがあります。

・1週間トータルで適量を守る
日本酒換算で3合以上を常習的に摂っていると、様々な生活習慣病を含めた病気が発生する率が高くなります。1日のアルコール量は20g。それで足りない場合は、1週間トータルでアルコールの上限を越えないように飲みましょう。1週間の上限は、休肝日を2日作りアルコール量60g。日本酒なら3合までが目安です。

<1日の適量アルコール20gの換算目安>
ビール中瓶1本(500mL)
日本酒1合(180mL)
ワイングラス2杯弱(120mL)