信金から華麗な蹴りで東京五輪へ! テコンドー7度日本一の山田美諭がアジア大会『銅』で得たもの
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スポーツLIVE High FIVE!!

信金から華麗な蹴りで東京五輪へ! テコンドー7度日本一の山田美諭がアジア大会『銅』で得たもの

2018.09.05

来たる2020年東京オリンピックの『前哨戦』とも謳われた今回のアジア大会。

東海地方からも多くのメダリストが誕生しました!

挫折乗り越え…東京五輪へ

そのうちの一人、愛知県瀬戸市出身の“つよカワ”女子アスリート、山田美諭(みゆ)選手(24)。普段は、信用金庫で働くおしとやかな女性なのですが…。

山田美諭選手:
「足のボクシングとも言われているぐらい足技がとても華麗で、かけひきがとてもおもしろい競技だと思います」

実は山田さん、日本屈指のテコンドー選手!

柔らかい身体と、長い脚を駆使した蹴り技を武器に、高いポイントを稼ぎ出し、全日本選手権を7度制覇した“最強テコンドー女子”なのです。

しかし、初めてのオリンピック出場を目指していた2年前。その代表選考会で、右ひざ靱帯を断裂…。

山田選手:
「頭が真っ白になって蹴る度に転びながら試合を続けたんですけど…」

この悔しさを晴らすべく、東京オリンピックを目指す山田選手。まずは「アジア大会」でメダル獲得を狙います!

初戦で今年のアジア選手権王者を倒すと、そのままの勢いで準決勝に進出!

強豪ウズベキスタン人選手に食らいついていく山田選手。中盤まで、膠着状態が続きます。

1点ビハインドで迎えた最終ラウンド…。

山田選手が繰り出した右手の打撃が相手の胸に入り、見事ポイント奪取!しかしまさにその直後、相手の高く上がった左足が山田選手の頭部へヒット。すぐに引き離されてしまいます。

挽回すべく前へ前へと攻め込みますが、猛追及ばず、試合は終了。山田選手にとっては悔しい銅メダルとなりました。

山田選手:
「銅メダルで終わらない選手に。必ず東京オリンピックでは1位の表彰台でメダルをとれるように頑張ります」

テコンドー 山田美諭 選手
テコンドー 山田美諭 選手

緊張と力み経験し…“リラックス投法”へ

2人目の“つよカワ”女子アスリートは、岐阜を拠点に練習に励むボウリング日本代表・竹川ひかる選手(27)。

今回、アジア大会の出場は2回目。初めて挑戦した前回大会では…。

竹川ひかる選手:
「あまり覚えてないくらい緊張して、全然ボールの重さを感じないくらい体が力んでしまって…」

メダル獲得を目標に臨んだものの、女子チーム戦6位等、振るわぬ結果に。

ボウリング日本代表にとって数少ない国際大会の1つが、アジア大会。リベンジに燃えています。

そんな彼女が、この4年間取り組んできたのが…。

竹川選手:
「今やっている練習は、どうしても成績を出したいという試合になると、振り切ってしまう癖が出てしまうので、そのままボールに真っ直ぐ力を伝えるために、ちょっと余裕があるくらいの力量で投げるのを意識しています」

力みを抜き、全身の力をボールに伝える「リラックス投法」。安定感を増したボウリングで、再びアジア大会に挑みます。

竹川選手:
「4年間の集大成をアジア大会で、というのが1番の目標です」

4年越しのリベンジなるか…。

6人のチーム戦に臨んだ竹川選手。試合序盤に連続ストライクを決め、幸先のいいスタートを切ります。

6人が6ゲームずつを投げ、日本チームのスコアは7878点。再び6位という結果に。

残念ながら、前回を上回ることはできなかったものの、大健闘を見せてくれました!

(9月2日(日)午後1時24分放送 CBCテレビ『スポーツLIVE High FIVE!!』より)

ボウリング 竹川ひかる 選手
ボウリング 竹川ひかる 選手

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