何だ…このスタートは!? “世界で1人だけ”水泳界の常識覆す女子大学生がアジア大会に!
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何だ…このスタートは!? “世界で1人だけ”水泳界の常識覆す女子大学生がアジア大会に!

2018.08.21

現在、インドネシア・ジャカルタで開催中の『アジア大会』!

今回は、東海地方から出場している選手たちの中で、つよくてカワイイ“つよカワ”女子アスリート3人を特集します。

2020年の東京オリンピックを目指す彼女たちが持つ、世界で戦うための「武器」とは…?

水泳界の常識覆す女子大学生

今年4月、競泳の日本選手権で見事優勝。初の代表の座を射止めたのが、中京大学4年、背泳ぎの小西杏奈選手(22)。

小西選手の強さを支えているのは、筋トレで培った筋肉!なんと25キロのおもりをつけて懸垂してしまうほどです。

小西杏奈選手:
「体が小さい分、筋力で補う部分とやっぱりこれくらいやらないと世界では戦えない。これくらいやってもまだ勝てないので、やるのみですね(笑)」

実は水泳選手としては、かなり小柄な身長158センチ。表彰台で2位・3位の選手と同じ高さに立つと、一回り小さく見えるほどです。

しかし!その「小柄な体格」と「自慢の筋肉」があってこその武器を持っているんです。

中京大学・草薙健太コーチ:
「今、世界に1人だけ。(できるのは)絶対1人だけですね」

小西選手:
「周りにいないのが逆に誇らしいというか、私にしかできないスタートです」

小西選手の武器は、世界に1人だけという『スタート』!

一般的な背泳ぎのスタートは、両手でスタート台につかまり、水面近くのプール壁面で踏ん張った足を上方向に蹴り上げ、腰を反ってきれいに入水する「アーチバック姿勢」。

一方の小西選手が足を置くのは、水面よりもかなり上。壁面の一番高いところで踏ん張り、そのまま進行方法にまっすぐ飛び出します。蹴り出す力を上に逃がさず、「前にだけ」使うんです!

体が小さい上に、上半身の筋肉で体を支えられる小西選手だからこそできるスタート。そんな小西選手が目指すのは…?

小西選手:
「のちのちは日本記録を小西杏奈に変えたいです。アジア大会では金メダルをとりたいです!」

中京大学 小西杏奈選手
中京大学 小西杏奈選手

“美脚”で大抜擢!新星マーメイドジャパン

「シンクロナイズドスイミング」改め「アーティスティックスイミング」。リオオリンピックではデュエット、チームともに銅メダルを獲得し、お家芸復活を遂げました。

そんな「マーメイドジャパン」期待の星が、名古屋市出身の吉田萌(めぐむ)選手(23)!今年4月の国際大会で初めて日本代表に選ばれた「新星」です。

吉田萌選手:
「(代表に)入れるってわかった時は素直にうれしかったです。今までよりもすごく練習量が多くて、この1年で今までの何年分だろうってくらい練習しています」

さらに吉田選手はチームの中でも2人しか選ばれない『デュエット』にも大抜擢!

リオオリンピック銅メダリストの絶対的エース・乾友紀子選手とコンビを組みます。

吉田選手を大抜擢したのは、日本シンクロ界の立役者・井村雅代ヘッドコーチ。厳しい指導で知られる井村コーチですが、吉田選手を大絶賛!

井村雅代ヘッドコーチ:
「吉田はよくやっていますよ。日本人の不得意な『音に鮮やかにのった細かな動き』ができます。この細かい動きがよく見える理由は、2人とも非常に脚の線がクリア。今までの日本の歴代のデュエットの中では一番いい脚をしている」

名コーチも惚れ込んだ、「美脚」。168センチの長身からスラリとのびる長くてきれいな脚が彼女の最大の魅力です。

乾選手と組んで出場する初めての大舞台。アジア大会で目指すのは…?

吉田選手:
「最終地点はアジア大会ではなくて、もっと先を見ているので、中国に勝って金メダルをとりたいです」

アーティスティックスイミング吉田萌選手
アーティスティックスイミング吉田萌選手

愛知・半田市からオリンピックへ

東京オリンピックで、体操女子悲願のメダルへ…。飛躍を期待されるのが、湯元(ゆもと)ゆりか選手(19)。彼女の魅力は「美しい体操」です。

ならわ体操クラブ・高橋由香コーチ:
「体線が美しくて、姿勢がいいので減点がすごく少ない選手。選手としては美しく、動ける選手だと思います」

湯元選手が所属するのは、愛知県半田市にある「ならわ体操クラブ」。

この春高校を卒業した湯元選手ですが、選んだ道は体操一本。東京オリンピックを目指すため、大学へは進学せず、地元のクラブで毎日9時間、猛練習に励んでいます。

湯元ゆりか選手:
「この選択をしてよかったなと思います。高校の時よりも午前中も練習できて、練習の時間が増やせて、自信もつくし力もつくのでクラブでずっとやっていくと決めました」

彼女を一番近くで支えるお母さんは…。

湯元選手の母・光代さん:
「本人がならわクラブで東京オリンピック目指してやりたいって選んだので、叶うように応援していきたいと思いますね」

愛知・半田市から、目指すはオリンピック。そのために、まずはアジア大会でいい結果を出したいと意気込みます。

湯元選手:
「きれいな演技を見てほしいです。いい色のメダルを持って帰ってきたいと思います」

(8月19日(日)午後1時24分放送 CBCテレビ『スポーツLIVE High FIVE!!』より)

ならわ体操クラブ湯元ゆりか選手
ならわ体操クラブ湯元ゆりか選手

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