TBS系朝の情報番組『THE TIME,』の中継コーナーに、CBCテレビの若狭敬一アナウンサーが登場。三重県の熊野灘から冬においしい海の幸「養殖マハタ」を紹介しました。

三重県が全国シェア9割！冬が旬の高級魚「養殖マハタ」！

若狭アナが訪れたのは尾鷲市の賀田湾。三木浦漁港から船で約2、3分の沖合にある生け簀からの中継です。前日からの雨もあがり、海面は穏やか。「すっかり鍋がおいしい季節になってきましたね」と話す若狭アナは、頭の上に鍋を付けて登場。鍋のフタから、中に仕込んだ加湿器の蒸気を出す凝りようです。スタジオから「おかしいでしょ！」と突っ込まれますが、気にせず中継を続けます。

若狭アナの目の前の生け簀には、鍋の季節にピッタリのマハタが5000匹、養殖されています。マハタは、エビやイカ、タコを食べる白身魚。三重県はマハタの養殖生産量が全国1位で、全国シェアは9割。天然物はほとんど獲れず、養殖物も出荷されるのは高級店くらいで、スーパーなどではなかなか手に入りません。市場価格が1尾1万円ほどになる希少価値の高い魚です。

マハタは海底や岩礁に生息する根魚なので、なかなか水面には上がってきません。若狭アナがエサを巻きますが、それでも魚の姿は見えないまま。すかさず若狭アナは、用意した水中カメラを生け簀の中へ。カメラの画面には、生き生きと泳ぐたくさんのマハタが映りました。

ここで、養殖歴38年の三鬼修さんが登場。若狭アナに頼まれたらしく、同じく頭の上に鍋を付けています。三鬼さんは、生け簀から手際よく網でマハタを獲り上げ、見せてくれました。

マハタの刺身と鍋を堪能！あまりのおいしさに頭の鍋もオープン？

若狭アナはマハタ料理を食リポ。まずは刺身に箸を伸ばし、「見た目は鯛に近いです。醤油でもポン酢でも合いますが、地元の漁師の皆さんに聞くと、塩とごま油でレバーのように食べるのがいいそうです」と説明しながら一口。「合いますね！食感もコリコリしていて、噛めば噛むほど、ねっとり感が出てくる！白身魚は一般的に淡泊ですが、結構、うま味、甘みが強いです！」と味を伝えます。

続いては、マハタ鍋。若狭アナは「オープン！」と言いながら、三鬼さんらと共に頭の鍋のフタを持ち上げようとする小芝居をした後、改めてテーブルの鍋を開けます。

熱々のマハタ鍋からは湯気が上がり、食べごろです！白濁したおいしそうなスープは、マハタの骨などで出汁を取っているとのこと！一口食べた若狭アナは「身崩れしないのが特徴で、身がプリプリしています！タラなどに比べて非常に食感があり、フグよりは若干柔らかめです！とにかく脂がのっていて、とてもうま味を感じます！」と絶賛です。

最後は三鬼さんらと共に「尾鷲のマハタ、ご賞味ください！」と笑顔で手を振り、中継を終えました。

（12月12日（火）放送TBS系『THE TIME,』より）