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人気ドラマの舞台にも!コインランドリーが注目される理由

人気ドラマの舞台にも!コインランドリーが注目される理由

9月29日はクリーニングの日です。洗濯にコインランドリーを利用する人が増えており、人気ドラマの舞台としても話題を呼んでいます。9月28日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員が、コインランドリーの歴史と最近の動きについて解説しました。

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ドラマで重要な舞台に

最近は、コインランドリーが舞台になるドラマがいくつもあり、人気を集めています。そのひとつが『Tシャツが乾くまで』(TBSテレビ)です。

石塚「コインランドリーで洗濯してる間になんとなく会話が成立していくっていう。それが演出になってたりする」

他局の人気作で、東京都知事選の裏側を描く『銀河の一票』(フジテレビ系列)にも、コインランドリーが登場します。

始まりはロンドン

1930年代のイギリスでは、人口が集まるロンドンでアパートが建ち、その地下に住人が共同で使う洗濯機が置かれました。これが現在のコインランドリーの走りとされています。

その後、アメリカで洗濯機と乾燥機を共同で使うサービスがビジネスとして広がります。

1934年には、世界初のセルフサービスランドリーとされる店ができました。ビルのフロアに洗濯機を4台ほど置いて時間貸しをする仕組みで、自動ではないため、スタッフが料金を集めていました。

1940年代には、お金を入れると機械が一定時間動く「コインメカ」が開発されます。料金を集めるスタッフがいらなくなり、人件費をかけずに24時間営業できるようになりました。

こうしてアメリカで、今のコインランドリーの形が確立していったのです。

普及の鍵は銭湯

日本では1950年代ごろ、1回10円で洗濯機を使える店ができたといわれています。この頃はまだ店に人がいて、料金を受け取る形でした。

1963年には、東京の赤羽台団地に住民向けの洗濯機と乾燥機が置かれました。これが国内のコインランドリーの第1号とみられています。

石塚「でも一番大きな変化はなんといっても、お風呂屋さん。銭湯」

1960年代に東京で、銭湯の横に洗濯機を置く店が現れ、同じスタイルの店が増えていきました。

日本には、イギリスやアメリカにはない銭湯文化があります。銭湯はもともと水や乾燥機の熱源を取りやすい構造で、洗濯機を置いてパイプを引けば使えたのです。

銭湯アンドコインランドリー

さらに、利用客の多くは自宅に風呂がない人たちです。洗濯機がない、置く場所がないという人も多く、銭湯は都合の良い場所でした。

石塚「お風呂入ってる間に洗濯できたりするわけだから。これが日本で普及する最大のタイミングだった」

冒頭で触れた『銀河の一票』には、住民の相談に乗る男性がいるコインランドリーが登場します。物語では都知事選に挑むチームが、お金がないなか、隣の銭湯を選挙事務所として使うことになります。

石塚「冷静に考えるとあれ、銭湯アンドコインランドリーの組み合わせがそこにあったっていう設定なんで」

日本の古いタイプのコインランドリーが、ドラマの舞台になっていたのです。

30年で3倍に

都市への人口集中なども重なり、コインランドリーは大きく数を伸ばしています。

最新のデータによると、全国の店舗数はおよそ2万6500で、30年前の9000店舗ほどから3倍近くになりました。機械も、小型化や大型化、乾燥機との組み合わせなど開発が進んでいます。

最近目立つのは、中の様子が見えて入りやすい全面ガラス張りの店です。カフェテリアを併設しているところもあり、おしゃれな雰囲気のものが多くなっています。

利用者も変わってきました。以前は、洗濯機を置けない小さな部屋に住む学生や独身の社会人が中心でしたが、今は、自宅に洗濯機を持つ人も訪れます。

大物を洗いたい、雨でたまった洗濯物を洗って乾かしたいという人が増えているそうです。 

キーワードは「時短」

キーワードは「時短」です。洗濯している間にほかのことができるよう、カフェを併設したり、話ができる場所を設けたりする店が見られます。

石塚「木の椅子でベンチみたいなところで座ってお尻痛いやじゃなくて、ちょっとちゃんとした椅子があったりする」

利用者の変化に合わせ、店側も対応を進めています。

業界のアンケートで利用する理由を尋ねると、一番多かったのは布団や毛布などの大物を洗えること。

2番目は乾燥機で早く乾かせて雨の日などに便利なこと、3番目が時短につながることでした。

石塚「待ち時間をどう価値のあるものにするかってのが、今業界側のひとつの力入れているところ」

移動式で被災地へ

石塚がもうひとつ注目するのは被災地対応です。災害が多いなか、トイレカーのように車で移動できるコインランドリーに、業界が取り組んでいます。

石塚「車ごとコインランドリーが来ちゃう、こういうのの整備も進んでますよね。国も力入れてます」

さらに、アパートや賃貸住宅は建てられないものの、土地を持っていて投資をしたいという人に、大手の不動産業者がコインランドリーを提案する動きもあります。

時短や被災地対応など、コインランドリーは暮らしの中で新たな役割を担い始めています。 (minto)
 

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