CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

名前、形、海苔の違いは?知ればもっと美味しい、おにぎりの雑学

名前、形、海苔の違いは?知ればもっと美味しい、おにぎりの雑学

1月17日は、6,434人が死亡した阪神・淡路大震災から31年となる日でした。兵庫県内の各地で追悼の催しが行なわれ、発生時刻に合わせて黙とうが捧げられました。そんな1月17日、実は震災をきっかけに「おむすびの日」に制定されているそうです。この日に放送されたCBCラジオ『石塚元章 ニュースマン!!』では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員と加藤愛が、リスナーの投稿を交えながらおむすびの雑学を紹介します。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

震災がきっかけで

石塚「今日はおむすびの日でもあるんですが、なぜおむすびの日になったのかというと、当時の被災地で炊き出しとしておむすびが作られて、皆さんに配ったからなんです」

1995年の阪神・淡路大震災で被災者に届けられた炊き出しのおむすびが、人々の心と体を支えたことに由来しているのだとか。当時の体験から、食料の重要性やボランティアを行った方々の善意を忘れないために、記念日として制定されたようです。

石塚「散々コメの問題も話題になりましたけど、おむすびって改めていい食べ物ですよね」

記念日の名前になっている「おむすび」という言葉には、「人と人とを結ぶ」という意味合いも込められているとのこと。単純に食べ物のありがたみだけでなく、人の心の温かみも感じられる日です。

「おにぎり」と「おむすび」

実はおむすびの日とはまた別に、「おにぎりの日」もあるのだとか。

石塚「おにぎりの日は、石川県で日本で最も古いと言われるおにぎりの化石が見つかったのに由来しているそうで」

おにぎりの日は6月18日。石川県鹿西町「現・中能登町」にある弥生時代の遺跡から、日本最古のおにぎりである「チマキ状炭化米塊」が出土したことを記念して制定されました。はるか遠い昔から日本人がおにぎりを食していたことと考えると、非常にロマンを感じます。

実は「おにぎり」と「おむすび」の間に明確な違いはないようです。

石塚「地域によって言い方に若干の差があったりもするみたいですけどね。関西の方ではおむすびって言うことが多いみたい」

東日本では「おにぎり」、西日本では「おむすび」とされることが多いそうですが、今ではその地域偏差もほとんど平準化されています。

形の違い

そんなトークに花が咲く中、こんな投稿が寄せられました。

「関西はおむすび、関東はおにぎり。形も関西は俵型で関東は三角形というのが、私が思う『おにぎり』と『おむすび』の違いです。
神戸で生まれ育った母のおにぎりは俵型でしたが、東海地方で育った私の幼少期、みんなのおにぎりは三角形ばかりでした。
羨ましくて、『みんなのような三角おにぎりを作って』と頼みましたが、母は『作れない』と言って、いつものように俵型のおにぎりでした」(Aさん)

加藤「我が家は三角形のおにぎりでしたね」

岐阜県出身の加藤は三角おにぎりに馴染みがあるそう。やはり関東と関西で若干の差異があるのでしょうか。

実は俵型のおにぎりは、江戸時代に「天下の台所」として栄えた大阪の町人文化から生まれたと考えられています。芝居の幕の内弁当として、おにぎりを詰めやすく食べやすいひと口サイズの俵型に成形したのが、関西で俵型おにぎりが普及した背景だとも言われています。

近代ではコンビニやスーパーなどで三角形のおにぎりが販売されるようになるにつれて、全国的に三角形が一般的な形となっていったようです。

海苔はどっち派?

ちなみにおにぎりには欠かせない海苔にも、こんな違いがあるのだとか。

「おにぎりに巻く海苔は焼きのりと味付けのりとがありますが、どこで分かれるかご存じですか?三重県の亀山で分かれるそうですよ。西の方は味付けのり、東の方は焼きのりだそうです」(Bさん)

加藤「確かに私の家も焼きのりでした。でも味が付いている方が好きです(笑)」

石塚「僕もおにぎりは焼きのりでしたね」

パリパリとした食感と、海苔本来の磯の風味を楽しめる焼きのり。一方でしっとりとした食感と濃厚な味を楽しめる味付けのり。どちらも美味しいですが、実はコンビニでもこのように使い分けられているそう。
名称や形に地域差がなくなって普遍化してきた現代でも、味付けに関しては地域ごとの嗜好が反映されているようです。

小さなおにぎりには、それぞれの食文化や歴史がたくさん詰まっているのでした。おにぎり雑学、あなたはいくつ知っていましたか?
(吉村)
 

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP