中日OB・英智、勇気を持ってヤジを飛ばした現役時代を振り返る

2月11日、中日ドラゴンズOBの英智さんがCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演し、リスナーからの質問に丁寧に答えました。座る位置について解説した英智さん、自身の現役時代にベンチでおこなっていたことを振り返ります。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く松葉貴大投手の表情が話題に
先日、ドラゴンズのオフィシャルサイトの選手名鑑が更新されましたが、松葉貴大投手の写真がSNSで話題となっています。
「ドラゴンズ選手のプロフィール写真で松葉投手の表情が話題になっていますが、どういうことを考えていつも撮ってるんですか?」(Aさん)
松葉投手の写真を未確認だった英智さん。
英智「すごい笑顔なんですか?」
実際に見てみると…
英智「うわあすごい!『ビー・バップ・ハイスクール』で、前から来る学ランの人を睨む時みたい。いいんですか?」
『ビー・バップ・ハイスクール』はきうちかずひろさん作のヤンキー漫画。1985年には清水宏次朗さん、仲村トオルさん主演で実写映画化されました。
松葉投手の写真を未見の方は、ぜひドラゴンズのオフィシャルサイトをご確認ください。
斬新でいい
英智さんによるとプロフィール写真は、2月1日、球場に来た順番に並んで撮るそうです。ユニフォームを着て7、8ショットを撮影するとか。
プロフィール写真を撮る時には「こっち向いてください」「顎引いてください」「帽子上げてください」「もっと笑ってください」など、カメラマンの指示に従うそうです。
松葉投手、なぜこの顔になったのでしょうか?
英智「インコースに厳しいボール投げた時に、睨んできたバッターに対して、負けずに『もっといってやろうか?』みたいな感じに見えますよね。これは斬新でいいんじゃないですか」
英智さんの評価は上々。
英智「実は過激なものばっかりで、これが一番大人しい感じだったのかも知れませんね」
ベンチの席はどう決まる?
「ベンチには監督、コーチ、選手がいますが、選手の座る場所は決まってますか?」(Bさん)
英智「おおよそですけども、決まっています」
まず監督のいる場所は決まっています。その近くには若手。これはコーチが監督に情報を伝える声が聞こえる距離であり、ゲーム展開の勉強をするために監督の近くに座るそうです。
一番遠い端の方には自分の地位を確立したベテラン選手。レギュラー選手は好きな場所。空いたところに控え選手。
だいたい首脳陣から順番に決まっていくようです。
チームに必要な選手
英智さんは中央の後ろに座ることが多かったそうです。
英智「ヤジじゃないけど、僕はふざけたことを言う時があるんで、誰が言ったんだ?って時にパッと人影に隠れられるところにポジショニングしてましたね」
味方のピッチャーには「頑張れ」とか「なんとか踏ん張れ」と言うそうですが、英智さんは「もうフォアボール出しちゃった方がいいよ。楽んなっちゃえ」や「守りにくいなあ、このボール続くと」などと言っていたそうです。
英智「いまこれを言える選手がいない。言っちゃっていいです。一瞬ヘンな空気になりますけど(笑)」
選手も監督もコーチも、頭の片隅で思っていても言いにくいことを軽く口に出していた英智さん。
英智「勇気を持って言うんですよ 。それを言うことによって、空気がガラッと変わる時ありますから」
現在ドラゴンズには、なかなかこういうことを言える人がいないそうです。
英智「そういう人は必ず必要です」
今年のドラゴンズはベンチにも注目です。
(尾関)
番組紹介

読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。