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どんぶりを覆う油揚げに驚愕!奈良県「道の駅 レスティ唐古・鍵」

どんぶりを覆う油揚げに驚愕!奈良県「道の駅 レスティ唐古・鍵」

毎週金曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、西村俊二アナウンサーがおすすめの道の駅を紹介しています。2月14日の放送で紹介したのは、奈良県田原本町にある「道の駅 レスティ唐古・鍵」です。唐古・鍵遺跡 史跡公園と隣接するこの道の駅には、歴史ある遺跡にちなんでユニークなグルメがあるとか。「間違いなく映える!」と西村が太鼓判を押したのは一体どんな食べ物なのでしょうか?聞き手は安藤渚七です。

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2千年の時を超えて

「道の駅 レスティ唐古・鍵」は奈良県の田原本町、国道24号線沿いにあります。木のぬくもりを感じる寄棟造りの大屋根が特徴的な、田原本町のランドマークともいえる建物です。

安藤「名前が変わってる!」

「唐古・鍵」というのは隣接する遺跡の名前で、約2千年前の弥生時代に日本最大級のムラがあったとされている場所です。
大きな建物があったことを表す遺構や石器、青銅器などの器も多く出土しており、約700年もの間途切れることなく人が住んでいた痕跡も遺されています。

西村「それらが望める場所にあるのが、この道の駅なんです」

はるか古の人々の暮らしに思いを馳せながら、田園風景を眺めてゆったりとした時間を過ごせる道の駅です。

西村「建物の中に入ると地元の野菜が並んでいます。値段もさることながら、ひとつひとつがとても大きいんです」

値段の高騰で家計に打撃を与えている白菜やキャベツなどの葉物野菜も、お手頃価格で販売されていたとのこと。新鮮でおいしい地場産品が安く買えるのも、道の駅の醍醐味です。

盛りすぎなうどん

木造3階建ての2階には「からこカフェ」というレストランがあり、素材にこだわった手作りのメニューが目白押し。「旬のイチゴも非常に魅力的だった」と西村。

西村「地元の食材をふんだんに使ったおにぎりやお味噌汁、それからひっきりなしにオーダーされてたのがイチゴのパフェでした」

大粒のイチゴがタワーのように高く積み上げられたイチゴパフェは、この時期の名物。
しかし、今回西村が推すのは「これは間違いなく映える」と断言する、とあるメニュー。

西村「写真を持ってきました」

安藤「え?デカすぎる!なに?」

写真に写っていたのは、直径20センチ以上はあろうかと思われるどんぶりに盛られたきつねうどん。

安藤「え、うどんどこ?」

写真には、うどんが見えないほど油揚げが盛られていたようです。

巨大すぎる油揚げ

西村「うどんが一本も写っていないんです」

上に乗せられた油揚げがまるで蓋のようにうどんの上に覆いかぶさって、麺とつゆを完全に隠してしまっているのだといいます。その名も「まぁるいきつねうどん」。

西村「これがどう見ても映えるだろうと思って注文したんですけど、正直写真ほどではないんじゃないかと思ったんです。でも実際に頼んでみると写真のままで!」

どんぶりの上部を覆う丸い油揚げ。箸で持ち上げると重いそうです。

西村「その油揚げも、厚さ3センチはあるんじゃないかってくらいで。もうほぼ厚揚げ」

安藤「出汁がしみしみだ!」

西村「ネギと油揚げとうどんだけなんですけど、シンプルな材料でこんなに満足感があってこんなにお腹いっぱいになるんだって」

出汁は関西風の優しい味で、つるつる食べられる上にコシがあってボリュームも満点。見た目のインパクトだけでなく、食べてもしっかり美味しく満足感があるようです。

埴輪を再現

では、このユニークなメニューが生まれた理由は一体何なのでしょうか?

西村「どんぶりを覆う、どーんと大きな油揚げは、田原本町の宮古平塚古墳で出土された太鼓の埴輪がモチーフになっているんです」

実は国内で初めて完全な形の太鼓型埴輪が見つかったのが、同市内にある宮古平塚古墳。
皮を留める鋲まで表現されていたようで、それまで飛鳥時代に出現したとされていた太鼓が古墳時代にも存在したことが裏付けられた、非常に歴史的な発見だったようです。

西村「この油揚げが太鼓の叩く部分ってことなんですね」

地元の名物をグルメにうまく落とし込んだ一品です。2,000年前の遺跡を眺めながら、歴史の趣を感じるうどんに舌鼓を打つのもいいかもしれません。

西村「しかも食べたら間違いなく太鼓っ腹になるよ」

安藤「うまい!」

太鼓モチーフの丸い油揚げは、道の駅内の直売所でも販売しているとのこと。古の風情を体感してみてはいかがでしょうか。
(吉村)
 

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