中日・加藤匠馬、強肩捕手の登場曲は意外な純愛ラブソング
CBCラジオ『ドラ魂キング』、音楽好きで中日ドラゴンズビギナーの佐藤楠大アナウンサーが、普段は一部分しか聞かない選手の登場曲を深掘りして紹介する「佐藤楠大のウォークアップソング」のコーナー。1月30日の放送では、加藤匠馬捕手の登場曲、SPiCYSOLの「Coral」を取り上げました。その登場曲からは、パワフルなプレースタイルとの意外なギャップが見えてきました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く弓矢のような送球
三重県出身の加藤捕手は、2014年にドラフト5位でドラゴンズに入団。2021年に一度千葉ロッテマリーンズへトレード移籍しましたが、1年半後にドラゴンズへ復帰。2024年シーズンは捕手としてチーム最多となる86試合に出場しました。
打率こそ1割台に留まったものの、その守備力は高く評価されています。特に特徴的なのは、その「強肩」です。
佐藤が注目しているのは、加藤捕手の牽制の鋭さ。
佐藤「弓矢がズバンとグラブに刺さるような滑らかな送球で、二塁までにボールが到達する1、2秒の間に、思わず『うわー』という感嘆の声が出てしまう」
その美しい送球とスピード感あるパワフルな牽制が、加藤捕手の魅力です。
324ヤードの実力
このシーズンオフ、キャンプに参加しない加藤捕手は、ナゴヤ球場で早朝から1番遅い時間まで自主練習に励んでいます。
加藤捕手は「フリー組なので、自分で任されている。キャンプや春季練習に参加しているメンバーよりも、自分に厳しくやらなくてはいけない」と話していたそうです。
そんな加藤捕手には、もうひとつの顔があります。それは、卓越したゴルフの腕前です。
球界ナンバーワンゴルファーを決定する「プロ野球12球団対抗ゴルフ」の第1回大会ドライビングコンテストで、加藤捕手は324ヤードというプロゴルファー並みの飛距離を記録しました。
昨年からゴルフを始めた佐藤が練習方法を尋ねると、加藤捕手は「人に習ったことはなく我流です。動画も見ないですね。自分なりにやっているので教えられません」と答えたそうです。
佐藤「逆に、我流であそこまでできるのは本当にすごい。普段のオフ、ひとりで淡々と練習している姿。野球もゴルフも自分に向き合う形で練習しているのかなと思いました」
パワフル男が選んだラブソング
そんな加藤捕手が選んだ登場曲が、SPiCYSOLの「Coral」です。SPiCYSOLは、ロック、レゲエ、R&Bなど、様々なジャンルを組み合わせたサウンドが特徴の3人組バンド。2023年1月31日から無期限活動休止中です。
「Coral」は、どこか海の見えるような場所で聞きたくなる、爽やかなメロディーが印象的なラブソング。メンバーの友人の結婚式を祝うために書かれた楽曲で、曲名の「Coral」は「純愛」という意味です。
佐藤「強肩でゴルフの飛ばし屋。パワーがあって豪快なイメージの加藤選手が、そんな雰囲気とは異なる、ラブソングを登場曲に使っている。そのギャップも意識して、ぜひこの曲を聞いていただきたい」
コーナーの最後に、加藤匠馬捕手の登場曲、SPiCYSOLの「Coral」をオンエアしました。
(minto)