MCミキ「ゴゴスマ倒してその枠に変える」土曜の新バラエティなのに平日の情報番組に“打倒宣言”CBC『ちょい足し』
10日午後、CBCテレビの新番組『ちょい足し』が放送され、MCのミキさんが同じ局の『ゴゴスマ』に対して、ライバル心をむき出しにし、スタジオの笑いをさそいました。
『ちょい足し』は、東海地方のネタに様々なスパイスを“ちょい足し”することで新たな魅力を発掘する、という切り口のバラエティ番組。
ゲストに朝日奈央さんを迎えた初回の冒頭、ミキの昴生さんが「CBCの新番組ですから、僕たちが!」と意気込むと、亜生さんからは「まず『ゴゴスマ』を倒します!」と、他局でも裏番組でもない『ゴゴスマ』に対してまさかの打倒宣言。その暁には「ゴゴスマの枠をちょい足しに変える」とした昴生さんに、朝日さんも爆笑。気合い十分な幕開けとなりました。
VTR中、入社2年目の斉藤初音アナが向かったのは、愛知県犬山市の日本モンキーセンター。
のどの袋で音を反響させて大きな声を出すことで知られるフクロテナガザルの声がどれほどの大きさなのか…。その音量を紹介するための比較対象として“ちょい足し”されたのが、お笑いコンビ・ななまがりの初瀬悠太さん。
スタジオでその様子を見ていた昴生さんが、思わず「番組初回のロケゲストとちゃうって、この人」とマニアック過ぎる人選にツッコみ、ポカーンとした朝日さんに対しては「芸人界隈では有名で、M-1、R-1、キングオブコントと並ぶ4大大会の『よこすか大声大会』で優勝している人です」と解説。亜生さんも「優勝で吉本のギャラも上がったらしいです」と補足していました
結局、94.5デシベルのフクロテナガザルに対して、初瀬さん渾身の「なんじゃ~~い!」は93.5デシベルとわずかに及ばず。サルの大声のすごさを分かりやすく説明し、この日の初瀬さんの仕事はこれで終了しました。
続いて斉藤アナが向かったのは、同じく犬山市にある博物館明治村。歴史ある建物が多く移築され、写真撮影スポットとしても今人気の場所です。
村内にある『金沢監獄中央看守所・監房』。明治五大監獄の一つとして知られ、当時実際に使われていたものの一部を移築した建物で、リアルな収監者の人形と共に「食事中」「就寝準備中」など当時の様子をうかがうことができます。
この独居房に、他局の収録でたまたま愛知に来ていて“ちょい足し”されたのが、ナダルさん。人形が並ぶ中、30分だけ収監者役として過ごしてもらうと、最初は「きったねぇ布団やな!」などと不満を漏らす元気があったものの、30分後には意気消沈…(※現在は独居房内に入っての体験は中止)。
「みじめやった…。なんで今日なんすか?ホンマ。小学生多い!駐車場にバス多すぎでしょ、20台くらいバス止まってたけど?」と、見学に来ていた小学生たちからの視線のつらさについて、疲れ切った表情で語りました。
その上で、ナダルさんは30分間独居房で過ごした感想として「床もリアルなんです。ホンマに使ってたところやから。字とか書いてあって、なんでか分からないですけど『左中間』って書いてありました(笑)。野球やってた人かは知らないですけど『左中間を抜きたい』っていうのがあるんかも」と語り、今回の“ちょい足し”で当時の収監者が書いたものらしき落書きを発見したのでした。
しかし、その後スタジオでは、昴生さんがスタッフからの話として「ナダルが見つけた『左中間』、実際は『左中』としか書かれていなくて、ナダルが勝手に『間』をつけ足した」と暴露。これに朝日さんが「ちょい足ししたの?そういうこと?」と困惑すると、亜生さんも「ナダルさんのアドリブちょい足しか(笑)」と続け、番組を盛り上げようとナダルさんが勝手に“自主ちょい足し”をしていたことが明かされていました。
(4月10日(土)午後5時放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)