新品が90%OFF!?激安衣料品店、安さの3つの秘密とは
在庫をすべて引き取る〜安さの秘密その(1)
愛知県で3店舗を展開する衣料品店「アップルズ」。中古品ではなくすべて新品で激安ということもあり人気店です。
今回、調査したのは名古屋発のセレブ雑誌「メナージュケリー」の伝説の読者モデルであり実業家の服部由奈(はっとり・ゆな)さんと、ヨガ・ピラティスのスタジオを経営する、友人の船橋有里子(ふなはし・ゆりこ)さん。
初めて激安衣料品店に入った二人は、早速一足75円で多数の種類を取り揃えている激安の靴下を見つけ、安さに「凄すぎる」と驚きます。店内の商品ほとんどが定価の8割から9割引きになっているそうです。
どうしてここまで安くできるのでしょうか?
その秘密を、社長の神谷隆夫(かみや・たかお)さんに聞いてみました。
安さの秘密1つ目は「在庫品をすべて引き取ること」です。
およそ100社のメーカー、商社などと取引があり、多少のほつれや汚れといった訳アリの衣類も含め大量の在庫を一気に引き受ける代わりに格安で買い付けているため、激安で提供できるのです。
シーズン商品はそのシーズンで売り切る〜安さの秘密その(2)
神谷社長は、数ある激安商品の中で、今がおすすめの激安アイテムを教えてくれました。
神谷社長「ズバリ冬物、もう冬物最後、見切りだから」
おすすめしてくれたのは、デパート、ショッピングモールで売られていた人気ブランドの冬物のニットやセーターがなんと198円!
安さの秘密2つ目は「在庫を残さず売り切ること」です。
シーズン終わりの商品などは、在庫の管理コストを削減するため、なるべく売り切ろうと、どんどん極限まで値下げになりここまで激安になりました。
コロナの影響で在庫過多に〜安さの秘密(3)
神谷社長は新品の春物洋服4万点を仕入れていました。
プリントスカートやパステルカラーのシャツなどトレンドをおさえた、人気ブランドの春の新作がほとんど398円!しかも入荷したばかりなので、今は品揃えが豊富だそうです。
じつは、この激安価格には新型コロナの影響がありました。
神谷社長「コロナで百貨店とかスーパーに、みんな買いに行かなくなった。モノが残って溢れてしまう。店やメーカーは“捨てるんだったら安くても売りたい”ということで激安価格が実現した」
安さの秘密3つめは「コロナ禍で在庫過多に」 なったこと。
以前の春ものの入荷は例年数百点程度で、1,000円ほどで販売していたのだそう。でも今年はコロナ禍の影響で過去最大の4万点の入荷となったので、商品を売り切るためにお値段も過去最安値になったそうです。
終始安さに驚いていた二人でしたが、商品が安くなる理由とその品揃えに納得。最後にそれぞれ商品を購入して帰路につきました。
CBCテレビ「チャント!」2月25日の放送より。