井端弘和氏が与田竜の連敗ストップへ提言 「大幅な選手の入れ替え、驚くような打順の組み替えを」
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を見られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
ドラゴンズの連敗が、止まらない―――。この危機的状況を打破するため、7月4日の放送で侍ジャパンコーチ・井端弘和さんが緊急提言を展開した。本題に入る前に、まずは連敗中の試合から井端さんが勝負のポイントとなった場面をピックアップした、題して『いぶし銀解説』から共有しよう・・・。
いぶし銀解説・其の一 「敗因はエース大野雄大を焦らせた“雨”」
6月29日のベイスターズ戦に先発登板したのはエース大野雄大投手。この日は3回裏の途中に雨で試合が中断するなど天候が勝敗を左右した。大野投手は2点をリードして迎えた4回裏に一挙3点を奪われ逆転を許す。結果、6回途中雨天コールドで試合終了に。井端さんは大野投手とベイスターズ打線の心理を次のように解説した。
井端氏:4回からベイスターズ打線がファーストストライクを積極的に打ってきた。逆に大野投手は雨の影響もあって「早く5回を成立させたい」という思いもあってストライクを集めすぎてしまったところで逆転を許してしまいましたね
いぶし銀解説・其の二 「“1点死守”の守備隊形をとらなかった采配に疑問符」
6月30日のベイスターズ戦は先発・福谷浩司投手が2回7失点と大誤算も、ドラゴンズ打線が5回までに3点を返して反撃ムードを演出したところまではよかったのだが・・・。井端さんがポイントに挙げたのは5回裏、1死1、3塁の場面。併殺崩れの間に失点を許した守備隊形に疑問を投げかけた。
井端氏:ドラゴンズが3対7と追いあげてきたところで、相手バッターは足の速い楠本選手。二遊間はダブルプレーの体勢をとっていたんですけど、ここは1点も与えないという(前進守備の)シフトでも良かったんじゃないのかなと。4点差から5点差になるのでは負ける確率が上がってしまう。前進守備を敷いて勝負に出てほしかったですね
井端氏の提言 「大幅な選手の入れ替え、驚くような打順の組み替えを」
放送前の段階でドラゴンズは引き分けを挟んで5連敗。借金は今季最多の10まで膨らんでいた。まずは連敗ストップ、そして上位追撃へ―。ドラゴンズが今後の戦い方で“すべきこと”として井端さんは次のように提言した。
井端氏:もう前半戦も終わるので、ある程度やれることはやってきた。もう大幅な(選手の)入れ替えだったり、打順もファンや私たち(解説者)が驚くような組み替えだったり。なにかをしないと変わってこないと思いますね。一番は選手に刺激を与えないといけない。そろそろ、その時がきたのかなと。びっくりするようなことをやっていかないとチームは変わってこないのかなと思いますね
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。「この状況で石川昂、岡林の戦線離脱が悔しすぎる!!」
今週のサンドラを観た感想・・・。番組の終盤でバンテリンドームと中継が繋がり、4日の試合のスタメンが発表された。井端さんの提言が届いたかのように、加藤翔平選手を移籍後初めて1番に抜擢。3番に大島洋平選手が座り、5番に大ベテラン福留孝介選手。そして、キャプテン高橋周平選手が7番と、まさに“びっくりするような”打順の組み替えとなったのですが、このスタメンを見た井端さんは「僕の中では想像の範囲内。そこを超えてほしいですね」と、まだまだ物足りないといったところ・・・。
入れ替えという点で、サンドラの2軍情報で名前が挙がったのは、6月の月間打率が4割1分9厘と絶好調の渡辺勝選手。そして、フレッシュオールスターへの出場も決まり、6月29日のホークス戦で久々の2号本塁打を放ったルーキー三好大倫選手である。もちろん2人にも期待しているのだが、井端さんの提言の大本命はこの2人ではなかっただろうか。高卒2年目の石川昂弥選手と岡林勇希選手である。しかし、竜党ならご存知の通り、2人はケガで長期離脱を余儀なくされている。それが本当に悔しくて仕方がない。
井端さんが言われたように正攻法の出尽くし感は否めない。正直、希望を見い出すのも難しい状況。こうなれば与田剛監督をはじめ1、2軍首脳陣の手腕に期待するしかない! ファンや井端さんの想像を遥かに超える、驚くような選手起用で上昇気流を。まだ、なにか策は残っていると信じて!!
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年のアラフォー竜党親父)