井端氏絶賛、竜のドラ1石川昂 「来年の開幕スタメンも十分ある。鈴木誠也のような日本の4番になる逸材」
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を見られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴るコラム(?)である。
4月5日の放送で共有したいトピックスは、井端弘和さんと川上憲伸さんが“神ドラフト”と銘打つにふさわしい今季のルーキーの現時点を判定するコーナー。各選手の自己採点も交えながら、井端&憲伸判定を一言一句あますことなく共有しよう!!
ドラ1石川昂弥の井端判定「今のスイングの無駄を少し省くだけでプロのレベルに追いつく」
ドラフト1位・石川昂弥は、3月24日のバファローズ戦(二軍練習試合)でバックスクリーンへプロ初本塁打を放つと翌25日に一軍昇格。ジャイアンツとの練習試合にスタメン出場をはたすも3打数無安打とプロのレベルを体感した。
◎井端判定
「(将来像は)日本の4番、カープの鈴木誠也選手ですかね。それくらいの逸材だと思いますし、何年か後には日本の4番になっているんじゃないのかなと。(体勢を)崩されずに自分のスイングができる選手はプロでもなかなかいません。どっしりとした構えで軸足に十分(体重を)残せているので、変化球がきても対応できるところが素晴らしい。あとはストレートですよね。本当のプロのストレートはこれから経験して、今のスイングの無駄を少しずつ省いていけば、十分それだけで(プロのレベルに)追いつくと思うので、来年には開幕からスタメンというのも十分あると思います」
◎石川昂自己採点
「(ここまでの自己評価は)80点・・・、70点くらいですね。『1球で仕留める』という事が一番の課題だと思います」
ドラ2橋本侑樹の憲伸判定「変化球の腕が振れる。最初はリリーフから」
ドラフト2位・橋本侑樹は、キャンプインから現在まで一軍でアピールに成功。入団当初は先発として期待されたものの、オープン戦から練習試合では中継ぎとして登板。日に日に存在感を発揮する投球を披露し、現在6試合連続無失点投球の好結果を残している。
◎憲伸判定
「表情、顔を見ると大丈夫かなという顔をしていますけど、ピッチングは本人が言うように変化球のときに腕が振れますよね。役割は先発かリリーフか? 最初はリリーフから自分の力を出していった方がいいと思います」
◎橋本自己採点
「ケガなく今まできていますし、状態も悪くない。出てきた課題も一つひとつ練習で克服できているので、(自己評価)50点以上はあると思います。スライダーは(一軍でも)結構いけるのではと手応えを感じています。任された試合は絶対に勝てるように、自分のピッチングを貫いていきたいです」
ドラ3岡野祐一郎の憲伸判定「社会人時代に磨いてきた変化球がうまく使えている。フォームに力みがないのもいい」
ドラフト3位・岡野祐一郎は、3月25日のジャイアンツ戦(一軍練習試合)で5回を5奪三振、無失点の結果を残し、先発ローテーション入りのアピールに成功。ここまでの対外試合成績は5試合で失点6、防御率1.74。
◎憲伸判定
「プロ入り前より自信が深まっている? そうですね、オープン戦がすばらしいですからね。社会人時代に先発で鍛えてきた変化球をうまく使えています。それとフォームに力みがない。ストレートのときにバァーン!と力むこともなく、すべてバランスよく投げられている」
◎岡野自己採点
「意外にストレートで押してファウルをとれたり、プロで通用しないボールだと思っていたボールが通用しているので、(自己評価は)65~70点くらいですね。フォークはカウントがとれますし、カットボールがプロでも意外とカウントをかせいだり空振りもとれる。この2つの球種が安定しているので、ある程度試合が作れています」
ドラ4郡司裕也の井端判定「打撃は捕手陣の中で一番。面白いリードをするときもある。古田さんに近づけるように」
ドラフト4位・郡司裕也は、3月の二軍教育リーグに2試合出場して6打数4安打、打率6割6分7厘をマークすると、さらに一軍のオープン戦でも打率3割5分7厘、出塁率は5割2分6厘で東京六大学三冠王としての打撃力の高さを証明している。
◎井端判定
「インサイドワークはだいぶできるかなと思いますし、バッティングもドラゴンズのキャッチャー陣の中では一番打てると思います。そこはやはり武器だと思います。面白いリードをするなと思う時もあるので、これから勉強を重ねていって古田敦也さんに近づいていってほしい」
◎郡司自己採点
「打撃ではオープン戦で打率も出塁率も残りましたし、その点は自信にしてもいいと思うので。(自己採点は)67点でお願いします。最初は僕がキャッチャーをやるたびに点をとられていたんですけど、だんだん失点も減ってきてピッチャーの特徴も掴んできたので、その点は成長したと思います」
ドラ5岡林勇希の井端判定「広角に打てるバッティングは高卒選手離れ。三拍子が揃った選手はなかなかいない」
ドラフト5位・岡林勇希は、石川昂とともに一軍昇格をはたした3月25日のジャイアンツ戦(一軍練習試合)でスタメン出場。ノーヒットに終わったものの守備では自慢の強肩を披露し、本塁への見事なストライク送球で走者をアウトにしてみせた。
◎井端判定
「広角に打てるバッティングは非常に高卒選手離れしている。走攻守の三拍子がそろった選手はなかなかいないので魅力です。岡林、石川昂とドラゴンズを2人で引っ張っていってくれる選手だと思います。試合に出る体力は試合でしかつかないので、今年は二軍で全試合に出るくらいのつもりでやってもらいたいですね」
◎岡林自己採点
「厳しめにつけて(自己採点は)40点。バッティングではプロでのコツを少し掴めた部分があるので。守備だけでいうとまだまだ20点ぐらいですけど、バッティングを含めると40点だと思います。肩の強さは上のほうだと思いますが、正確さはまだまだ自分としてはプロのレベルに達していないと思っているので、まぐれではなく自分の実力でできるように練習していきたいです」
ドラ6竹内龍臣の自己採点「10点くらい」
ドラフト6位・竹内龍臣は、腰のケガから復活を目指してトレーニングに励む。現在は投球ができる状態まで回復。竹内の魅力は計り知れない伸びしろと潜在能力の高さ。高校1年のときに110キロ台だった球速は2年時に130キロ、3年時に147キロ。去年の12月には152キロまで上げてみせた。
◎竹内自己採点
「(自己評価は)10点くらいです。地道に下積みと体づくりをして、(ドラフト同期に)少しでも追いつけるように頑張ります」
筆者(イチ視聴者)のじつに勝手な感想。「石川昂はゴジラ松井ルートで球界の4番に」
石川昂弥選手の評価については、憲伸さんも井端さんと同様に絶賛に次ぐ絶賛だった。(以下記載)
◎石川昂の憲伸判定
「開幕が未定ということもあるので、最初の1、2カ月はファームでピッチャーの攻め方、プロ野球の攻め方を学んでから。ただ力はありますから今年中に一軍でクリーンアップを打つんじゃないかなと。言い過ぎですか?」
イチファンのじつに勝手な意見として、“高卒選手はファームでじっくり育ててから”というセオリーというべきか、安全策というべきか、無難というべきか、当たり障りのない育成は見たくない!!
たとえば二軍でズバ抜けた結果(高卒1年目でなければ確実に一軍に上がれる成績)を残したならば昇格させてほしい。現時点ではジャイアンツ一軍との練習試合で無安打に終わったのだから二軍行きは当然として、この先、無事にプロ野球が開幕してファームで結果を残したのであれば、一軍の打席に立たせてほしい。石川昂なら一軍の舞台でも結果を残してくれる気がしてならないのは、もうすでに二軍でヒットを量産しているからだ。
あのゴジラ松井秀喜も高卒1年目の開幕は二軍で迎えたのだが、すぐにファームでアピールに成功して5月1日に一軍デビュー。その後の煌びやかなサクセスストーリーは多くのプロ野球ファンが知るところ。ドラゴンズの一軍はほぼレギュラーが決まっている状況にあり、ポジションが空いていないのも事実。それでも石川昂なら実力でその椅子を奪い取るに違いない。そうでなければ井端さんが「来年の開幕一軍スタメン」を口にしたり、憲伸さんが「今年中にクリーンアップを打つ」なんてリップサービスではしないハズだ。
石川昂は開幕後1カ月の間にファームで打率3割8分、5本塁打近くの成績を残し、一軍に昇格。昇格後初出場の試合で初安打、初打点を記録し、2試合目には初本塁打。その後はドラゴンズに欠かせない戦力となり、数年後には日本を代表する4番に・・・。もちろんこれは筆者の勝手な願望である。
さぁ竜党のアナタは、どんな石川昂弥のサクセスストーリーを思い描きますか?
(このコラムを書いたのは・・・、サンドラ視聴歴約30年のアラフォーな竜党おっさん)