策士・井端のような二番打者が絶対必要!ドラゴンズ優勝のために必要なモノは何か!?
【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)
不安で不安で仕方ない現状のドラゴンズ
早いもので開幕まで2週間を切りました!われらのドラゴンズ、オープン戦の成績は3/13終了時点で、2勝5敗(12球団中10位タイ)チーム打率は12球団中11位の.196(泣)、防御率にいたっては12球団ワーストの6.15(号泣)!いくら準備期間といえども、ファンの気持ちは不安で不安で仕方ないはず!この日のゲストコメンテーター、谷繁元信元監督は現状のドラゴンズをどう見ているのか?ズバリ!本音トークで聞いてみた!
まずは投手陣評から。
谷繁『先発陣の防御率は数字としては悪いが、そのままなのか良くなるのかまだまだ読めない。リリーフ陣は安定していて問題ない』
そんな中、注目するピッチャーの一人に小笠原慎之介を挙げる。その理由はこうだ!
谷繁『彼は今まで一年間ローテーションを守って投げた実績がない。しかし、それがようやく今年できそうな雰囲気になっている。彼がローテに入ることによって、全体のローテが上手く回るのではないか』
投手陣同様、数字を残していない打撃陣はどのように見ているのか?
谷繁『ほぼレギュラーが決まっている。サブの選手を見つけるために試している最中なのでチーム全体の数字が悪くなることは仕方がない』
調整段階だから心配しなさんな、というのがプロの見立て。分かっていたとはいえ、ホッとしますよ。
谷繁さんが注目するバッターは二人。根尾と三好の両左バッター。新外国人が開幕に間に合わないレフトに根尾、平田の調子が上がらない場合は三好起用が面白いと話した。
憲伸、岩瀬の二人はドラ優勝と予想
さて今週のサンドラは、川上憲伸、井端弘和、岩瀬仁紀、吉見一起4人の解説者が今シーズンの順位予想を発表!ドラゴンズは一体何位に予想しているのか?まずは川上さんの予想から聞いてみた。
〇川上さん予想
1位 中日ドラゴンズ
2位 阪神タイガース
3位 讀賣ジャイアンツ
4位 広島カープ
5位 DeNAベイスターズ
6位 ヤクルトスワローズ
川上ドラゴンズ評『投手陣は安定している選手が多い。野手は若手の台頭によりレギュラー陣が奮起。チーム力がアップするのでは?』
“挙げたくないですね。ほぼ川上さんと一緒なんで”と話すのが次に予想発表の岩瀬さん!
〇岩瀬さん予想
1位 中日ドラゴンズ
2位 阪神タイガース
3位 讀賣ジャイアンツ
4位 広島カープ
5位 ヤクルトスワローズ
6位 DeNAベイスターズ
岩瀬ドラゴンズ評『飛び抜けてはいないのですが、他球団と比べるとバランスが非常にいい。ただ川上さんと予想が被るので不安で仕方ないです…』
ガハハ!互いにドラゴンズを1位予想!いいじゃないですか!ファンとしてはうれしい限り!これはポジティブに捉えます!不安はまったくありません!(笑)。
解説者一年目の吉見さんはフラットの目でドラゴンズ順位予想を行ったと公言!さてその順位はいかに!?
〇吉見さん予想
1位 讀賣ジャイアンツ
2位 中日ドラゴンズ
3位 阪神タイガース
4位 広島カープ
5位 ヤクルトスワローズ
6位 DeNAベイスターズ
吉見ドラゴンズ評『投手力で見ればドラゴンズだが、勝ち方を知っているジャイアンツが最後は軍配が上がるかなと。絶対当たるはずです!』
絶対当たるはずです!と!?いやいや、そうなっては困るわけで、意地でも吉見さんの予想は外れてもらわなくては!
最後に井端さん!これまた掲げたボードの1位欄にオレンジ色が見えるのですが…。
〇井端さん予想
1位 讀賣ジャイアンツ
2位 阪神タイガース
3位 中日ドラゴンズ
4位 広島カープ
5位 ヤクルトスワローズ
6位 DeNAベイスターズ
井端ドラゴンズ評『今年で解説3年目になりますが、過去二年とも3位に予想したチームが優勝しています。だからドラゴンズを3位にしました』
うーむ。予想なのか占いなのかよく分からない!まあ、優勝できればよいわけで、井端さん予想は縁起よしと頭に入れておくとしましょうか!
点を取るにはゲームメイクできる策士が必要!
順位予想の次に聞いたのは、ズバリ!ドラゴンズ優勝に必要なこととは何か?まずは井端さんから挙げてもらった。
井端『“85勝以上”。過去何年か優勝しているチームは85勝以上を挙げている(実際は過去5年で2度)。簡単なことです!勝てばいいんです!』
うむ、大変分かりやすいコメント!説得力もある!ただし、その数字を挙げるのが至極ムズいわけで。
次に吉見さん!
YouTube燃えドラchで井端さんより指導された“言いたいことは言う”本音トークがここまでしっかり実践されていますが、さて今回はズバリといけるのでしょうか!?
吉見『“取れる時に点を取る”。昨年まで現役でやっていて、塁上は賑わうのですが、点が入らないイメージが凄くあったので。野球は点取りゲーム!』
これまた分かり易いし、ここ数年ドラゴンズのゲームを見ていてよく感じる話です!打撃陣、頼むから今年は取れる時にしっかり点を取ってチョ!
さあ、川上さんの出番です!どんな発言が飛び出すやら、楽しみ!
川上『“1、2番打順固定”。優勝するために必要というか、1、2番が監督やベンチのサインではなくて、自分たちで勝手にピッチャーを混乱させるようなプレイをしてくれれば強くなる』
この話にドラゴンズ黄金時代、1、2番を任されていたアライバコンビのひとり、井端さんが当時を振り返り、未公開話を口にした!
井端『好き勝手やってましたよ。荒木との間にサインもあり、打席に立ち、ベース板をバットでポンポンと叩いて構えたら、エンドランでした。ストレートしか待ってなく、もし変化球なら見逃してもいいと思っていて。変化球で盗塁できなければ荒木が悪いと。それぐらい割り切っていかないとビッグチャンスは作れないですから』
いやあ、いい話を聞きました!実はこれって、先に聞いた吉見さんの話につながるのではないでしょうか?いいところまで行くが、結局点が取れない。まさに与田ドラゴンズが解消しなくてはいけない大きな課題のひとつ。ただその課題はゲームメイクができる策士が現れれば解消すること間違いないはず。井端さんのような野球脳に優れた二番打者の出現こそが優勝のカギかもしれないですね!
そして最後に控えるは岩瀬さん!“勝利への課題”をしっかり抑えきってもらいましょう!
岩瀬『“ローテーションがいかに守れるか”。というよりも、一年間通して投げられるピッチャーが何人いるかということ。昨年は規定投球回数を上回ったのが大野ひとり。他に2人出てきて、3人クリアできれば、結果優勝しているはず。福谷、柳に期待!』
ここに谷繁さん期待の慎之介が加われば、安定したローテはきっと確立されるはず!しっかり期待しちゃいましょう!
この時期、12球団どこのファンも多くの夢を見ます。ドラゴンズファンも当然一緒!それはもちろんリーグ優勝、そして日本一!戦う前から負けることを考えるファンなど、どこにもいません!これから予定されているオープン戦をしっかり有効活用し、3月26日の開幕からロケットスタートが切れるよう、期待しています!
そして…シーズンオフには吉見さんに頭を下げさせましょう!(笑)
がんばれドラゴンズ!燃えよドラゴンズ!
竹内 茂喜