“肉”に舵を切り大成功!ファミリー層の心をつかんだ大手居酒屋チェーン『ワタミ』の新業態!

“肉”に舵を切り大成功!ファミリー層の心をつかんだ大手居酒屋チェーン『ワタミ』の新業態!

コロナ禍において、“肉”をウリにした新業態が元気!

CBCテレビで夕方放送の報道情報番組【チャント!】では、今回、居酒屋チェーンなどを展開する『ワタミ』の新業態、東海3県でも絶好調な『焼肉の和民』に伺い、人気の秘密を探りました。

居酒屋から焼肉店へシフトで苦境から一変!

新型コロナの影響で、居酒屋としてのワタミは売上8割減! しかし、この苦境から一変! 昨年10月から大手ならではの資金力で、肉に特化し、次々と居酒屋から焼肉店へとシフトしています。その『焼肉の和民』が、主にファミリー層や女性からの支持を受け、大人気となっているとか。現在は全国で25店舗(2021年7月13日時点)を展開。東海地方では愛知県に3店舗。その一つ、名古屋駅からすぐ近くの『焼肉の和民 名駅店』に伺いました。
エリアマネージャーによると、焼肉店にシフトした1号店を例に「居酒屋の時と比べて、280%に売上が増している」とのこと。約3倍という驚異の伸びに乗り、東海地方でもオープン。名駅店でも女性客をはじめ評判は上々で、60種類以上の焼き肉メニューから人気のメニューをリサーチ。

「極厚上牛タン」。薄切りとは違った、牛タン本来の歯ごたえや旨味を感じると大人気。
「歓喜のハラミステーキ」はその名の通り、豪快なステーキサイズで、お好みのサイズに切り分けて、甘辛のタレと鬼わさびでいただきます。
そして、一番人気は「ワタミカルビ」。まさに看板商品で、Sサイズ「429円」というお値打ちさ。大手チェーンとして、“安さ”への期待を裏切らないのが集客の第一ポイントではありますが、やはりそれだけではない! ワタミグループでは、九州の畜産農家と提携して、自社のブランド牛『和民和牛』を生産。大量に1頭買いをすることで、高級な部位もお値打ちに提供できるのだとか。

非接触型のシステムにファミリー向けのメニュー戦略

このようにワタミがブランド牛を生産し、独自のルートを既に持ち、居酒屋を焼肉店へとスムーズに移行させることができた理由は、コロナ禍の始まり以前の2年前から実験的に焼肉専門の店舗展開を始めていたため。高級和牛の食べ放題が人気を呼び、1日の売上が100万円を超える店舗もあるとか。そこで得たノウハウを活かし、グループ企業内で成功しているこの焼肉事業に移行することを決定!
居酒屋からのシフトを今後5年で120億円をかけ、さらに130店舗を拡大予定と突き進んでいます。

この圧倒的な資金力を武器にまず取り組んだのが、コロナ対策のための非接触型の様々なシステム。注文はもちろんタッチパネル。独自開発をしたという、注文した商品を席まで届けてくれる回転寿司店さながらの「特急レーン」に、店内を移動する「配膳ロボット」も導入。空いたお皿類もそのロボットの台に置けば回収してくれます。これらのシステムを導入したことによって、客と店員の接触を8割も減らすことができたとか。

また、居酒屋の時にはサラリーマンや男性客の利用が中心でしたが、焼肉店に移行してからはファミリー層をターゲットに。綿菓子を使ったミニすき焼きや、ハチミツとチーズの味で楽しむ三元豚など焼肉以外のメニューや、デザートの充実も図って、女性やお子さんなど幅広い年齢層が楽しめるメニューも加えました。
今まで弱点だった部分を徹底的に強化し、目標に向かって進む『焼肉の和民』。
好調とはいえ、コロナ禍で生き残るための模索はまだまだ続きます。

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